http://apital.asahi.com/article/news/2014011000001.html
http://apital.asahi.com/article/news/2014011000002.html


書き換えの指示の仕方がおかしい。
データ集める所はあくまで確認であって、どうも原資料から書き換え指示が飛んでいるように思える。
データクリーニングの一環、のつもりなのだろうか。
修正理由が記載されていないが、修正理由は記述が必要で、各施設の治験責任医師がサインしないといけないんじゃなかったか?


参考:
http://www.chikennavi.net/word/sdv.htm
http://www.chikennavi.net/word/chokusetsu.htm

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2099577.html
改ざんが「あったら」駄目、ではなくて、「改ざんがないと証明出来ないと」駄目。
その為に治験は大変金がかかるのであるが、人体実験なのだからそれぐらい厳しい。また、データ破棄とかして誤魔化す、事は許されない。
ノバルティスの不正問題も、そもそも「記録なしに修正可能だった」という時点でアウト。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140110/k10014393861000.html
登録基準を満たしていない患者はデータから除外されるという操作は無論間違ってはいないが、登録基準を満たしていない患者が多数登録されているという事態は、手順が真っ当に実施されていない事を示唆する。
教授の認識がおかしい。無論、例外事項は存在するが、じゃあその例外をいつどこで誰がしてそれはIRB等で全て承認されている必要があり、議事録で示すものである。


参考:
http://www.chikennavi.net/word/sop.htm

治験は真面目にやろうとするとアホほど金がかかるが、削れない手順は削れない。
マトモな事ができないなら、研究はするべきではない。
倫理的どうのこうのは、ある意味気にはしていない。
問題は、これらが真っ当に行われなければ、その研究データの信頼性は計算出来ないという事だ。
にんげんだもの、間違いはする。でも、間違いはある程度計算出来る。
出鱈目にデータを「綺麗に」すると、そのデータは、とてつもなく「恣意性に汚染される」。

もう、勘弁してもらいたい。
いい加減だとか適当だとかよりもさらに困るのだ。