実務から乖離しすぎでは。


雇用契約書なんて作る義務ないよ - 法廷日記


偽装請負っぽい話にまで膨らんできているのですが。
労働契約書をと労働者側が叫ぶのがおかしい、というお話は、さすがに実態を反映してなさすぎです。
一般的に、契約書がない状態では、力の強い方が有利になる「から」、明文化したがるのを避けるのですし、「説明では雇用契約のように説明しておいて、あとになって君は契約上個人請負だからという」のは、まさに「すき家がやった事」(松屋ではない)です。


参考:
個人請負という名の過酷な”偽装雇用” | 産業・業界 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト


ちなみに、自分の業界ではこの手の偽装やる会社を下には置けません。
しばしば言われる、「元請けの名刺をなぜか下請けの社員が持っている」というのは、これコンプライアンス厳しいところだと問題になりますし、体面上誤魔化すというわけにいかないので、社員を「親会社に出向する」という事で切り抜けようとするところもありますが、その手の話は公共系ではなんでか許されてたりしますが、製薬業界とかだとそれもレッドカードになります。なるからヤバイよって言っているのにわからない人もいるっちゃいるんだけど、グローバルで薬売るにはそこら辺クリアにしないとダメなんですよね。


「ウチの会社は勤務時間は〜」などと、労務の条件を決めておきながら、「実は個人請けで」というのは正直かなり変です。「自由だから」も指示なんですよね。
参考:
請負契約(業務委託)の注意点 - キノシタ社会保険労務士事務所


何というか、このところの、株式会社参謀本部の話は、
微妙な法曹の人が無責任に出てくるまで、もう何というか、ダメな企業に引っかかっるとこういう流れになりますね的なものを見せられてる感じですね。