幸せになりそうにない女怪と、それに惹かれる男子と。

あの電子書籍は、正直竜頭蛇尾だったが。


如何せん本当の所で過去を克服も埋葬もしておらず、痛むことがどうも生の証みたいに後生大事に抱えてるのだ。


まあ、そういう人はわりといるが、三姉妹と命名したあの女怪共、ハッキリ言って人生の方角が完全に不幸向きである。まあ、大体下半身先導型だとか、似たような点は他にもあるが、自己評価の低さが股の緩さに繋がってたり、体だけと嘯く割にはこう濡れ落ち葉のように慕情が何時迄も尾を引く。


何が一番面倒臭いって、ご当人は全くその気無くて「人生儘ならぬ」と言うが、このような展開を全く読めてなかった訳ではなく、薄々気付いていたが故に(多分無意識)、ブログに伏線が仕込まれてるという事。
そして、特定不能にする為のダミー設定や、相手を非難する為にする「昔の男に似てきた」が、むしろ相手の男を疑心暗鬼に腰砕けにしてる事だ。いや絶対続かないからああいうの。まあ不倫ではそもそも続かないけどねえ(略奪婚はともかくとして)


男をゲスというのはまあ簡単だし、否定はせんが。
どう考えても、つまみ食いでしかないし、つまみ食い相手だから気を利かせてるだけだ。それとしては割と気持ち込めて付き合ってたと思うよ。
揉め事に首突っ込んでたくらいでは、もう人間関係の整理をしてた訳だし、今となってはそう簡単には戻らんが。


「これでおしまい」と思ってた男と、「これが愛の証」と思ってた女と。
電子書籍がこうなんだ愛の道具というか淫具であったのかと思うと、
なんて物読まされたんだ!!!
という気分ではある。