進学校のありがたい所。

「Alexは女性名Alexandraの愛称である。ではAlexandraの愛称は何か?」4択問題で中学生の正答率45% その理由は? - Togetterまとめ
これ見て。


こんなアホな問題はテストに出てこない。
特に中学あたりは使わないんだよな外の教科書。


何でこんなんで学力を測ろうとするんだろう。
私にはよく分からん。


因みに、

  1. 愛称という言葉を使うのは間違いである。Hypocorismとか言うらしいが、親しくない人でも使えるし公式文書のサインでも使える。
    1. 愛称で言えば、サッチャーのIron Ladyとかそういうのも含むので。
    2. 英語人名の短縮形 - Wikipedia
  1. ポーランド侵攻したのはドイツとソ連
    1. 因みに、9/1にドイツが侵攻、9/3がイギリス・フランスの参戦。ソ連は9/17。
    2. ポーランド侵攻 - Wikipedia
  1. セルロースと形が違うのは全て。
    1. 形、というふわっとした言い方なのも困る。アミラーゼは分解酵素で、α-1,4グルコシド結合を加水分解するが、β-1,4グルコシド結合は分解しない(アミラーゼにも幾つか種類があるが、α-1,6を分解するものもある)。つまり、結合の違いでアミラーゼが有効かどうかが変わる。立体構造が異なる事を言う場合には、ヨウ素デンプン反応を使う。
    2. 細かくいうと、酵素は化学反応で必要なポテンシャルを下げる「だけ」であって、それそのものが分解の駆動力になる訳ではない。だから酵素


教える人やテストが、その場しのぎの嘘を書いている事はよくある。
引っ掛け問題が文章を読む力を判定するというのは何かの宗教ではそうかも知らんが、下僕度みたいなの測られるのはヤダなあ。
大体は教師がこの手の問題にぶち当たると文句言ってキレる輩だし。

私は進学校なんてところにはいなかったので、こういう珍問奇問は普通に出題されて、普通に題意を理解できずに間違えて、解説を聞いてムカッとして、それでもそのたびに大人に一歩近づいたんじゃないかと想像する。

http://b.hatena.ne.jp/entry/abyss.hatenablog.jp/entry/2017/02/06/210904

珍問奇問ではなくて、悪問あるいは愚問。理由は前述の通り。

先生は馬鹿にもなんとか解ける問題を作ろうとして必死なんですよ。それが却って愚かさを引き立ててしまうにしても。なお、世間にさらされないだけでどのレベルの教育でもサービス問題を解けない学生はいる。

http://b.hatena.ne.jp/entry/abyss.hatenablog.jp/entry/2017/02/06/210904

せめて使う知識は正しいものを用いてもらいたい。「サービス問題を解けないレベルの学生が先生になってる」現状は理解するが。
学生時代に中退者や発達の遅れている子の家庭教師をやっていたのだが、「学校の先生が余裕がなくてサポート出来ていない」というのも理解はしているが、労力のかけ方が違うなあと思っていたし今も思っている。
テストの点数取らせたければ、出席点でも考慮すればいいだろう。大学のでも「授業で記憶に残った事かけ」みたいな自由記載欄での救済はあったが。まあそれよりも、所詮は「テスト」であり、そこで分かってない事を見つけて「教える」為の教材でしかないと思う方がいい。通過点で取る点数自体は指標でしかなく、大学入試とかその後の人生の方が本番であるし、テストの後の授業の方が大事。重きを置く箇所が完全に間違ってる。


愚問は復習とかやっても意味がないのが一番の問題なんだよ。