オタが空気読まずにネタだとかって広く開放された所でオタクネタやるのが元々終わってんじゃないかな。

タイトルて言い尽くしてしまった感が。
希有馬氏の生活保護に関する銀英伝ネタの冗談とそれに対する反応 - Togetter」の件だけども。

こっそり言うと、最近のオタクは銀英伝とか知らないらしいですよ。もう世代すら違うので。
ガンダムみたいな、ある種歴史として強く意識されるものだったらまだ救われるけども。
格ゲーで、龍虎の拳知らないって子も多いし。ワールドヒーローズは、ネタとして通じる人が少ない。

希有馬が、「中国嫁日記」で名前が売れてしまってから(いや本も売れてるだろうけども)予測できた展開ではあるけども。
簡単に言うと、「分かったもの同士でセッションやってるつもりが実は外にも開かれてた」とかそんなので、内輪向けの会話が殆どの人が変に目立ってしまうと言動の粗が衝突の種になる。

はじめのTweetを二人の会話として切り出してみると、

やはり生活保護は悪だな。救国軍事同盟は間違っていなかった! さて、次の選挙はドワイト・グリーンヒル大将に……

私は生活保護を実際に受給している仕事ができない病人ですけれど、悪なんですね私って。 RT @KEUMAYA やはり生活保護は悪だな。救国軍事同盟は間違っていなかった! さて、次の選挙はドワイト・グリーンヒル大将に……

@shizuhachan @KEUMAYA 銀英伝ネタにマジレスはどうかと思います。

@shizuhachan うむ。少なくともこのハイネセンでは弱者救済は悪だ。グリーンヒル大将という偉い人が言ってた。

なるほど、じゃあ、病気を理由に仕事ができなくてやむを得ず生活保護を受けている人全員に、あなたは「死ね」とおっしゃるわけですね。 RT @KEUMAYA @shizuhachan うむ。少なくともこのハイネセンでは弱者救済は悪だ。グリーンヒル大将という偉い人が言ってた。

@shizuhachan おや、あなたもハイネセンポリスにいらっしゃるのですか。三月兎亭でお会いしたいですな。

ネタに見えますかあの発言が?それに、私への返答を見て、人の心の痛みが分からない人なのだろうなあというのが正直な感想でした。 RT @JDSDE214 @KEUMAYA 銀英伝ネタにマジレスはどうかと思います。

@shizuhachan @KEUMAYA 銀英伝固有の単語がゴロゴロ出てます。

実際に病気により生活保護を受けている病人です。ネタではなく実際の話なんですけれど。 RT @KEUMAYA @shizuhachan おや、あなたもハイネセンポリスにいらっしゃるのですか。三月兎亭でお会いしたいですな。

@shizuhachan @JDSDE214 ・・・・(;´Д`)

それを、その銀英伝とかいうものを知らない人に理解しろというのは、ちと難しい話ですね。 RT @JDSDE214 @shizuhachan @KEUMAYA 銀英伝固有の単語がゴロゴロ出てます。

「銀英伝を理解すれば、ネタが分かって面白くなる」とは、個人的にはまったく思わない。
その面白いとか思う条件は、「生活保護から遠く離れた地点で話しを見てる」が必要になる、と思う。

少なくとも、愉しく悪人をプレイする、ってのは、マジレスされたならちゃんと但し書きつけるべきだろうね。
「弱者である"他人"に対して、悪人プレイする」ってのは、「弱者である"他人"に対して悪人である」のと同じなんだよね、その"他人"にしたら。
仲間内だと、「プレイ」ってのが分かるのであろうけども、逆に言えば、仲間内でないと分かんないしね。最近は、本当に銀英伝を預言書がごとく扱う人も多いし。

あと、「銀英伝をネタにした」のではなくて「生活保護をネタにした」って所がちょっとねー。
余談だけども、

@shizuhachan その上で『銀河英雄伝説』は本当に素晴らしい小説なので、このようなことで嫌ったりせず、読んでいただけると良いなぁ、と空気読めないオタクな押しつけをしてしまうのです。こういう自分なので、これからもこのようなことがあると思いますが、その時はまた注意して下さい。

どうしてこういうこと言っちゃうんだろう。

@shizuhachan 救国軍事同盟は極端な意見で国を支配し、その結果大きな悲劇を巻き起こしてしまう団体なのです。銀英伝は我々の世代では一番売れたラノベであり、つい「分かっているのは当然」という態度になってしまいました。自分のよくないところです。反省しております。

@shizuhachan 私の書き込みの本意は「生活保護は悪などと言っていると、救国軍事同盟みたいになるぞ!」という意図です。だから、まったく逆なのです。

逆、とか、そーゆー話ではなく、「そんなに薄っぺらく生活保護を善だとか悪だとか判断出来ない」という所が大事でして。
そりゃ、不正受給は問題ですよそんなことは受給している人間からすれば重々社会から重荷を背負わされている訳で。
生活保護の言説でもっとも困るのは、「財政赤字から、社会の福利厚生が見直されている」というところだったりするので。「極端な意見」は、善だろうが悪だろうが、「生活保護にまとわりつく諸問題を解決するという視点では全く役に立たない」。金の問題もあるし意欲の問題もある。ちょっと金をもらうともう働きたくなくなる「怠け者」とかみなされるのは、単なる極論ではない。実例もあり、だからこそ、お花畑的な「必要なら渡せばいいじゃない」という意見ですら、解決の為一助でありつつそれでは救われないという面も併せ持つ。
現実は、「生活保護を悪といおうが、救国軍事会議みたいには」ならないんでねえ。
悪が居るとかってのは、善があるってのの裏返しで。んな考えこそが、現実を痛めつけるとは思いますよ。