労働の辛苦が辛苦でない場合に、気を付けなければいけないこと。

本社研修の出来事を振り返っていて、今更ながら危険に気付いたので。
メモがてら。


確かに、客観的に過重労働というのは検知可能な「はず」なんだけども。
忙しければ徹夜が当たり前だとか。
終電当たり前とか。
それでも会社楽しいとか。
壊れてるなあ、程度に考えてたんだけど、これ、やっぱ会社に進言しておくべきだなあと思った。


社会人として考えなければならない二つの方向性がある。


一つ。深夜残業・休日出勤は、法律的に、相当の割り増しが決められている。ハッキリいうと、一人でやった方が効率的だ!というのは「現場の中でしか通用しない理論」で、絶対に他人に作業を振らないといけない。日中に終わらせないといけない。人を雇ってでも。経営上の観点からもこれが推奨されている。
サビ残は、特に、退職者もいる職場では、訴訟のリスクを孕む。サビ残は法律違反だから。ちゃんと労務管理出来ていないということになるから。


二つめ。過労死とは「過労死すると分かっている」ケースばかりではない。自殺する様子は全くなかった人、合理的に考えて自殺なんかする意味ない人、いざとなりゃ会社辞めて転職すれば、給料倍になったりするんじゃないかという人でも、過労死したり自殺したりする。
おススメは、定期的にバイタルサインとかチェックする。寝覚めとかチェックする。
本当に、健康不安というのは実際の健康被害とは別にやってくる。自覚症状を当てにしてはいけなくて、冷静に数値と対話するべきだったりする。


アレルギーとして体に結果出てきた人が、それまでの過重労働を「楽しい時期」として書いてたのを思い出したんですよ、ふと。
イマイチ他人事だったので、「まーそーいうこともあるかもなー」ということで流していたのですけども、
これはちょっとヤバイ。体が悲鳴を上げているのに気付かない場合、取り返しのつかないことになる可能性がある。
死ななかったとしても、うつとかに入ることもある。丁度研修の場にいたんですけど。新型うつ病とか「怠けだ」とかいわれるけども、このポジティブシンキング溢れる会場では、気付けないわ。アレルギーの人は気付いたのだけど、大概冷静な部類であると思うのだけど、突っ込みいれられなかった・・・・・・まあ悪目立ちしそうなので、遠慮してしまったってのもありますけど。空気に呑まれてたなあ。


しんどい作業を「しんどい」と認識出来ないというのは、会社人としてはある意味都合が良いのだけど、壊れてる・歪んでるのよ。


本当に、ご自愛下さい。