今後も起こりそうだなあと。

2013-02-09」を見て。
当初見ていた時には「足指を失くすやけど」ということの方が報道に出ていたようにも思いますが。
念の為書いておきますと、医師および医療関連の資格を当方は一切持ち合わせておりません。
変に情報を流用するようなことは謹んでいただければ幸いです。

同課によると、男児は分娩途中で羊水を飲み呼吸障害になり、体温が35度程度まで低下。
だが助産師は嘱託医に連絡せず自分の車で他の診療所に搬送、秦野市の総合病院に到着したのは出生から約2時間20分後だった。
救急搬送ではなかったため加温された保育器がなく、女性医師は男児を入れた保育器をヘアドライヤーで暖めるよう、男性医師に指示。
温風は直接当たらなかったが、男児は対流した温風で足にやけどを負い、右足薬指と小指、左足小指の一部を失った。
同課によると、男児に低体温症の後遺症などはないという。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1302070037/

一応当該記事によりますと、

両親が10年7月、県警に低体温症の被害を申告。
翌8月にはやけどについて医師2人を刑事告訴していた。
県警は助産師について「救急搬送など適切な対応を取る必要があり、責任は重い」と判断。
一方、医師2人については「過失は嫌疑不十分と判断している」としている。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1302070037/

NHKでは実際に助産院の名前も出ておりましたが、県警の判断は記載されていない模様です。

警察の調べによりますと、この助産師は、平成22年5月、二宮町で自宅出産に立ち会った際、産まれた男の子が呼吸障害だったのにすぐに救急車を呼ばないなど対応が遅れたことが低体温症につながった疑いがあるということです。
男の子は、その後、一命を取りとめましたが、秦野赤十字病院で治療に当たった2人の医師が、男の子を保育器に入れ、ドライヤーを上に向けて熱した風を送り続けた際、保育器の壁を伝わった風が足に当たり続けたために重いやけどを負って、足の指3本の切断につながった疑いがあるということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130207/k10015361781000.html

産経は、物語を少々作りこんでいる嫌いがありますが、被害者家族に取材している+風評を集めているようです。

 ■想定外の自宅出産 父親によると、「自然なお産」に興味を持っていた母親は、予定日2カ月前の平成22年4月、助産師が運営する助産院での出産を決めた。5月27日午前3時ごろに陣痛が始まり、同日夜に助産院で受診したが、「あと1日かかる」と診断されていったん帰宅した。

 しかし、28日午前5時、母親は動くことができなくなり、助産師が自宅を訪れた後の午前8時12分に出産。想定外の自宅分娩となった。男児はほとんど産声を上げず、背中をさすっても反応はほとんどなかった。心配する父親に助産師は「大丈夫、大丈夫」と答え、チューブで酸素吸入を続けた。不安を感じながらも両親は助産師の言葉を信じたという。

 ■「赤ちゃんが冷たい」

 医療法は緊急事態に備えて助産院に医療行為を嘱託する医療機関を確保するよう求めており、この助産院でも町に隣接する市立病院と契約を結んでいた。「小児科医に診せる」。出産から約1時半後、助産師は父親にこう告げ、男児を自家用車に乗せた。しかし、搬送先はなぜか近くの小児科診療所だった。医師は呼吸障害があると診断、男児は総合病院に運ばれた。

 「赤ちゃんが冷たい、今まで何をしていたんですか!」。肌着とバスタオルにくるまれ、顔面蒼白(そうはく)の男児を一目見た総合病院の医師はこう叫んだ。男児は胎内で低酸素状態となり、その影響で排便。汚れた羊水を肺に吸い込んだため、呼吸不全と低体温になったと診断された。総合病院で羊水の吸引や体温を上げるためのドライヤーによる加温の緊急処置を受けた男児は28日午後、人工呼吸設備の整った市立病院に救急搬送された。

 ■3本の指を切断

 父親は転院先の市立病院でわが子にふりかかるさらなる不幸を知った。ドライヤーによる加温で、男児が両足に大やけどを負っていたからだ。結局、6月には壊死(えし)した右足の指2本と左足の指1本を切断せざるを得なかった。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130207/kng13020722310014-n1.htm

 助産師のずさんな対応は今回の事件以前から際立っていた。助産師から「近くの病院で診てもらって」と電話越しに言われた女性は救急車内での出産を余儀なくされ、別の女性は助産院で出産後に出血が止まらなかったにもかかわらず搬送まで約2時間を要して出血量が3リットルに及んだという。

 県助産師会の関係者は「まじめに取り組む助産師が大多数。このような無責任な対応をされると助産師全体の評価が下がってしまう」と懸念している。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130207/kng13020722310014-n1.htm

他。
新生児がやけどで指を切断 助産師ら書類送検 - QLifePro 医療ニュース
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130208ddlk14040281000c.html

記者の質とかにもよるのかなあと思うのですが、微妙に状況の記述が異なるのが面倒ですが。


助産院自体は2007年11月から営業しているようなのですが。
その時期より半年辺りでブログも停止しており。
セラビ助産院ブログ
サイトもイマイチな感じで残っております。
SCN[湘南ケーブルネットワーク] - ページが見つかりません
ケータイのサイトは元気なのですが。
渋谷区のplimo
院長さん以外のスタッフもそれほど多くない(助産師1名)ので、妖怪レーダーみたいなのがびんびんに立っているのですが。他のスタッフが妙に多い。
ネットであった、出産費用をケチったとかいう話とはおそらく違います(ベースはおおよそ病院出産と値段は変わらないと思いますが、病院出産の際に必要とされる様々なものがそこにあったのかは分かりません。オプションが多そうだなあとは思います)。
こちらのエントリを見ると「たまごクラブ」に紹介されていたということもあり、それなりに有名な所だったのかなあとも思います。

他、
原発に負けない妊娠と子育て : 丹沢の風だより
産婦人科探し-日本最大級女性口コミサイトで産婦人科選び-ウィメンズパーク

検索方法。

Google検索にて、そろそろ「当該の助産院名」では検索不能になってきており、過去どうであったかのサルベージが難しくなってきております。
今のところ、「院長名+助産」や「住所+助産」とかで検索してチェックはしておりましたが、
どうも「良い情報」しか出て来ないんですね。

懸案点

「嘱託施設ってそれちゃんとしているのだろうか」(大きいほうは、その地域の周産期センターみたいで)という所が心配です。
名義貸し状態であると「実際に事が起こった場合に、逆に厄介な動きをするようになる」例のように思えます。
名義貸しで御願いしたところには「こっちくんな」みたいな無形の心理負荷があるように思います。特に、「病院『ではない』出産」という形で顧客を集めて折られる場合、ものすごーくこじれそうです。
ただ、個人的には、「なんぼいうてもあるものはある」ので、「どこかで正しいルートに押し込み易いようにしておく必要があるのかもなあ」と思います。助産師がトラブルが面倒なので変な感じだったら処分する、みたいな事件がいつかは発生しそうでちょっと怖いです。