有機電子論のまがい物なんかやっちゃだめだよなあ・・・・・・

有機電子論における「曲がった矢印」(図中の青い矢印)は電子対の移動を表します。この場合、電子が豊富にある酢酸アニオン(陰イオン)の非共有電子対から電子の不足した水素イオン(陽イオン)に電子対が移動する事によって、もとの酢酸に戻らなければなりません。非共有電子対を持たない、正に帯電した(=電子の不足した)水素イオンが矢印の起点になる事があってはならないのです。

日本の化学教育がエラいことになってたという話 - 思考の墓場 サルガッソー

当たり前だろとか思った。
化学式の中に電子対が出て来て、移動とかを表現するならまず電子の動きを追うわけだし、通常の矢印は電子対の移動、片側だけの矢印は不対電子の移動、であるし。
そもそも、化学反応は、電子の移動として説明されるプロトンとかの移動は、拡散とかの物理現象ですお。反応速度自体は、そーゆー拡散速度に影響されるんで温度依存性が強いわけですが。

何の説明してるのか、というのは重要で。オリジナリティ溢れるものは、化学ではなくて美術の領域。
「何となく分かりやすい」かもしれないが、「これがどういう意味か」解釈がブレる。

教育用途だから、という人がいるが。
意味のない記号を書かれて分り易くなるという人の説明が既に意味が分からない。
ちゃんとルイスの酸・塩基の定義を教えられてない(教える方が理解していないようにも思えるけど)だけだろう。