どうして「問題ない」として考えられるのか、統計やってる身としては理解しがたい。

やまもといちろう 公式ブログ - 医学部の男女差を「合格者数」「合格率」で比べる馬鹿が多い件について - Powered by LINE

いや、ハフィントンポストも、せっかく合格者数とか持ってんなら、フィッシャーで検定してみればいいとは思うんですが。
ちゃんと理解されたいのは、「男子と女子の合格率の差は、男子と女子の学力の差を意味していない」ということなんですよ。
記念受験とか含みつつ、話ブレるのは無論ありますけどね。
一応予備校とかが偏差値から合格率を見ている訳で、故に「異常は検知されてる」んで。


単純比較でライン決めて判別できるものではないですが、不正検知で丁度Clinical Statistical Moniteringとか出て来てましてね、何が原因かまでは分かりませんが、異様な状況が発生しているのは明らかな訳じゃないですか。


男女平等社会に速やかに移行出来るわけではないのは分かりますが、便所の広さから何から都合もあるでしょう。


何らかの歪みがそこにある、という事は否定できないですし、これ受験する側の問題ではあり得ないだろうくらいは言えるでしょ。
金かかるとか女性の社会進出を阻む親御さんの都合は、受験者数に関わる訳で、とりわけ女子の親がアホで何でもチャレンジさせるとしても、進学塾の模試くらいは受けますよ。


日本社会としては問題がない、とかはお好きになさって下さい。
ただ、統計学の学位とかないですけど長年その辺りで飯食ってる身としては、職業倫理上、この手の論理のすり替えは無理。