警備とは、単に人を行儀よく並ばせるだけのものではない。

示威の問題。

視界何メートル範囲に人員を配置する、というのがあり、昼間は広めに、夕刻や夜間は狭めになる。
無論混雑状況によっても変わるが、警備の連携に加えて、揉め事を起こす人の視界にちゃんと入ってくるかの問題がある。
無論、声掛けを頻度高めにしている、等の要因もある。

記憶の問題。

コンサート会場では、違反したら警備員に取り押さえられて外に連れ出される、等あり、実のところ、そういうのは起こっている。
因みにコミケでも警官がいる。スリや盗難は起こっているし、行儀いい人間ばかりではないのだが、そういう場面に出くわすのはわりと少数である。
そもそも、祭りの人の中で迷惑行為を行うのは割合にするととても少数で、AKBの握手会に毎回包丁持った人が来る訳ではない。
そもそも犯罪行為だって、犯罪行為そのものを目的としてはいない。入場でラッシュかけるのは決して民度が高い訳ではない。

ルール、権威の問題。

例えばコミケは、大手サークルから壁とかに配置するようにしていて、相当練られている。色んな人から見られている場合にはルール違反を犯しにくいのとかある訳だけども。
また、警備員は問題ある人を場所から排除する権限がちゃんと認識されている場合とされていない場合がある。AKBとかでは握手会等で時間制限で引っ剥がす訳だけど。金払ってようが問題行動起こしたら即退場とか。
また、ルールを破った場合にトクするコトがない場合、もそうだ。本をなるべく早く買いたいという人が、敢えて無茶苦茶になる並び方はしない。

手荷物検査

示威に近いが犯罪計画している人ならともかく自然発生的なものは警備がある事を意識するので起こりにくくなる。

酩酊

酒、とか、コンサートでの気分高揚とかでは、気が大きくなるので逸脱行為しやすくなる。
これは滅茶苦茶大きい。

時間帯、明るさ

夜間、暗いところで問題が起こりやすいのは、もう言わずもがな。

コミケというイベントは、ちょっと異質だが、参加者の質がそうなのではない。

参加者の多くが、本を買って帰るイベントであり、そもそも列が物販待ち列というのも重要。そして、コミケで相当準備しているところもある。


来てる人の質ではまずない、と思った方がよい。
大半シチュエーションである。