迫れてはない。

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今、医者が研究段階のものは結構いい加減な仮説です。
研究者はその検証に人生を使ったりしているので強くホントだとは言うんですが、正直明確に分かってたらそうとは言えないんですよね。
サイトカインストームは、老人も若年者も死亡原因にはなってきます。ウィルス感染症の場合、ウィルスそのものが毒素を出している訳ではないので、結局人体の過剰反応とかになってくるんですが、あくまでもリスクファクターの一つであり、どれがどう効いてくるかってのは真相は分かってないです。
つーのも、ハザード比とかを見ると決定要因のようでいて、実際の死亡率の数字が説明できている訳ではないんで。


この比とか差に着目するのは、複数要因の場合の要因探索にはいいんですが、実際のところ疑似相関を拾いやすくもあり、いいやり方ではないですし、今羅列された要因は、ちゃんと多重調整等が行われてもいないでしょう。


ホント、騒ぎが収まったあとにこの辺りちゃんと総括してもらえるのか怖いんですが、黒人と白人の比率って、肥満も関係してくれば貧困も関係してきますし、グッチャグチャですよここらへん。疫学の話と一足飛びに分子生物学の見地を結びつけても、ホントの意味での確証にはなっていかないです。


サイトカインストームは、基礎疾患を持たない若年層の死亡原因の中で見つけられた経緯があり、無論同時に成り立つ可能性があるものの、ぶっちゃけ「死ぬ時はそれ」というだけになっている気がします。