性風俗で働く女性が、女性として認められていない事への困惑。

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うーん、「男性」として言うが。
構造的差別とか理解してたら、女性が女性を差別するというのはある程度社会構造上発生はするよなとは思うが、それが性忌避フェミニストでより差別という形になるのがちょっと理解出来ないという。


えーと、フェミニズムの団体というのは、「女性の利権団体」ではないと思っているんだが。
いやー、ノンセクト・ラジカルなポジションのアナーキストとか言われた事もあるが、まあ身内が警察官だったおっさんから見ると、一応反差別とかそういう道徳観の上にフェミニズムとかがあるんであって、そうじゃなきゃ、そもそも組織として社会の中で認められる事もない。
利益を追求する企業であっても、それなりに「社会の中にあって有意義な建前上の意味」は与えられている。「女性の権利拡大」が認められているのも、「社会上それの方がいい」というのがあって、まあ例えば自由主義国家において、やはりその理念があるから、その部分はどういう立場だろうが認められるものはあるんだよ。


性風俗に関して、そりゃ取りまとめてる業者が女性に対して一方的に有利という問題はある。確かイギリスではそういう業者が認められていないとかある。
ただ、個人での風俗が一定労働者として保護されづらい状況もある。
性風俗に関して問題が起こりやすい状況はたしかにあるが、ただ、そこで働いている女性の「自己決定権」は必要だし、自己決定権があれば風俗で働かない、というようなところまで、そんな理想的な社会は、人間が「金の為に働かなくていい社会」にならないと無理だし、「女性は働かなくていい」みたいになる事もない。というか、流石に非現実的だろう。
現実に、風俗で働く女性はいて、風俗で働く理由があって、それなりに労働であるという事を認めない、というのは、現実から目を背けすぎてないか。


つーか、頼むから、現実にいる誰かの存在を安易に否定するなよと。