子どもらしい、現実的には不能犯だなと思うやつ。

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コロナ禍前でもオンライン受験とかはあったのですが。
そういう場合に、ご自宅のPCから受験出来るとかってのはまあ「不正は大した箔がない」ってのが常でして、数学オリンピック予選通過って、それほど意味あるのかなと思います。
てかうっかりそういう所に潜り込んだが実力がない、って状況はまあ悲惨だと思いますよ。
あれ、トップ層はいきなり大学の数学レベルやっても問題ないとかの連中だったりするので、そういう奇人を見に行って体験するというものならいいのですが。


ちなみに、オンラインで出来る数学オリンピック予選通過とかは、大学入試の特典には利用されないって出てますね。
公益財団法人 数学オリンピック財団

第32回JMO および 第20回JJMO の本選受験有資格者の受験番号を掲載しました。なお、今回のJMO・JJMO予選はオンラインにより実施し、結果を大学入試の特典等には使用しないこととしているため、試験結果によるAランク、Bランクなどのランク分けは致しません。


センター試験等でも、当然スマホ持ち込み不可です。便所に行くには、監督官を呼んでついてきてもらう必要があります。ポケット検査とかは当然されます。昔からカンペ持ち込みってのはあるので。
不正で頑張るのって、試験時間最中にそういう事を慎重にすすめる必要があるのですが、つまりは膨大な時間をそこに突っ込む事になるわけで、
「家庭教師の人間を待機させるより、スマホに教科書落としとくとかの方がよほど楽じゃねえの」とは思うんですよね。


家庭教師の体験学習なタイミングを使って「タダでやろうとしている」という妙なセコさもあり、多分「当事者の学生レベルの思考」でやってるとは思います。
ネットの掲示板とか見て、浅はかな計画を立てたんでしょうね。


ちなみに、塾の模試であっても、不正は不正なので、明らかに時間指定とかおかしな依頼で実際やってしまうと、「知らなかった」では済まされないケースも出てくるとは思います。
こういう場合には、警察に予め相談しておくのも手です。正しく対応しているという証として、外部の公的機関への相談というのは有効です。まともに相談乗ってくれないかもですが、相談は管理されているとは思いますので(相談の日時とかを記録しておくとなおよし)。相談は何かしら記録にはなっているので(去年度相談件数とか出てくるじゃないですか)。


今回、やった人は「出頭」されたという事で、自首とは違い法的には明確な罪の軽減措置はありませんが、情状酌量は考慮されるとは思います。
ただ、ネット経由での家庭教師登録業みたいなのに対して、一定レベルでの身分確認等は今後求められていくのではないかなーと思いますね。
あと、コンプライアンス教育等も課せられると思います。