ちょこちょこ気になるなあ。

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メインフレームとはコンピュータシステムの 「中心」 である事にフォーカスした呼び名です。コンピュータシステムは計算機だけでは成立せず、入出力装置や端末も必要です。それらのシステムの主たるシステム だからメインフレーム、と呼ばれたのですね。当時はシステム一式が非常に巨大だったのでその中心となるコンピュータをメインフレーム、と呼んだのです。

富士通の撤退する「メインフレーム」ってそもそも何?

日本語がこなれていない感。
簡単にいうと「ディスプレイ」や「キーボード」や「プリンター」と同様に、真ん中のチップとかを置いている筐体を「メインフレーム」と呼んでました。巨大だったからというよりも、「実際にハコだから」フレームです。元々は、コンピューターシステムといえばこれを指してたのですが、UNIXとかのオープン系が出た時にどう呼ぶかねという問題があって、メインフレームが呼称になったというだけです。

汎用機という呼び方も良く聞くと思います。パソコンだってサーバだってどんな処理でも出来るのにどうして 「汎用」 機なんて呼び方をするのを不思議に思った人は大勢居るでしょう。これは言い換えるとかつてのコンピュータは専用機 だった時代があるんです。 かつては商用計算専用機や科学技術計算専用機と言う感じで特化型でした。System/360に代表されるようなソフトを変える事で複数の目的に使えるが故に 「汎用」 機と呼ばれた訳です。現代のコンピュータは基本的に全て汎用用途で活用できるのでちょっとピンと来ないですよね。

富士通の撤退する「メインフレーム」ってそもそも何?

これも言えているようで言えていないというか、メインフレーム以前の時代、様々なメーカーが乱立していた、というよりは、今のスパコン作る感覚で演算装置から設計されていて、特化というよりは目的に合わせて作られてた・販売されたというところです。
商用計算「専用」とか考えられていたのではなくて、「固定長小数点演算」とか「浮動小数点演算」とかそういう性能です。
そもそも、プリンターですら今の形式とは違って、ほぼ一字ずつ場所がありプリンターに設定されているフォントを使って、ドット打ち込むみたいなのでしたし。
もう一ついえば、日本の場合ですが、「パーソナルコンピューター」「ワープロ機」との比較でしばらく残ってました。昔のPC-98とかは性能が今のPCに比べるべくもない遅さで、とてもではないですがシミュレーションとかには使えないなーというところでした。当然ながらシングルタスクだしねというものありますが。


今、汎用ではないものはコンピューターと呼ばれる機会が減り、また、その汎用性とかをイチイチ言う機会もなくなったからというのはあります。
簡単に言うと、DAM端末を見る機会がほぼ無くなりました。

ホスト あるいはホストコンピュータという呼び方も良くしますよね。これは今では一般的に使われる分散システム(※)---つまり普段我々が使っているWindowsUnix/Linuxとの対比です。母艦(ホスト)となるマシンに各周辺系が繋ぎに行くことからのイメージだと思います。特にダム端末(現代で言うシンクライアントみたいなの)だと全部ホストでやりますからね。まあ一周回ってクラウドの時代はホスト時代と同じ集中の時代な感じもするのは面白いですよね。

富士通の撤退する「メインフレーム」ってそもそも何?

UNIX(オープン系)の対比でホストとは言われたんですが、各ベンダー毎の特殊な仕様やデバイスの使い方をOSに含んでいないからUNIXがオープン系と呼ばれたのであり、実際UNIXのモデルは結構ホストのそれとは変わらないです。
ただし、シンクライアントはそもそもコンセプトが違うので同じではないです。そもそも今シンクライアントは流行ではなく利便性でもなく単なる縛りです。


Windowsはオープン系って言われないのは、そもそもオープンではないし、オープン系とかで言われていた頃はWindows NTより前、とりあえずサーバとしては信頼性に欠けるからそういう目的であんまり使われていないというのがあり。
確かずっと稼働させてると日時とかがバグったような。



そもそも何でそんなのが維持されてたのか、というのは、もうこれは遺産があるからというだけで、Windows Server 2003も流石にネットの海で放し飼いされてないと信じたいが、某結構大手の製薬企業内で未だに2008 R2が使われ続け、サーバOSアップデートを今年の春予定とかある。
そのシステム、2003で構築されているがなんかちょっと手当されただけで本質的には2003の構成を引きずっており、やってる事は秘密だがはっきり言ってExcel Onlineとかでやってしまっていいんじゃないかと思う程度の話なのだが、これも技術的にはほぼ失伝されてしまったノウハウがあるので改修とか全然されんという。
log4jを笑えないのよ。



前職の会社が、そういう人材を抱えてくれと本体から言われていたのだが、それが本体に2021年に吸収された結果、踏み切りましたねという感想である。
まあでも前からそんな感じで、今もう若い技術者もおらん、マイグレーションは頑張ってくれというだけな気もする。
もう、リファクタリングとかよりも他からシステム買った方が安いやろ。
主な顧客である銀行ももう他社製に移行したので。
富士通の共同システム利用行はゼロに 清水銀行が離脱: 日本経済新聞