韓国のやせ薬で、ジアゼパムって書かれてたらそれは違法な商品なので連絡しましょう。

「友達が韓国のやせ薬を飲んで短期間で10キロ痩せたから私も飲んでみたい」との相談、中身を聞いたら日本だと処方以外は違法な薬物。こえーな、韓国の美容業界。 - posfie

アスピリン
消炎鎮痛剤、胃にはダメージいきやすいので注意
アセトアミノフェン
解熱鎮痛剤、比較的安全な方ではありますが、やせ薬に入れる意味は分かりません。
ソセゴン(一般名ペンタゾシン
向精神薬に関する条約のスケジュールIIIなので何等かの規制かかります。麻酔前投与とかされる時に使われる、オピオイド受容体に働く薬です。日本では濫用事例あり。
ジアゼパム
向精神薬に関する条約のスケジュールIVなので何等かの規制かかります。これも鎮静作用とかで使われる事あります、抗不安薬としても。安全性は比較的高いのですが、大量に処方された末に離脱症状とかが出るとかもかなり詳しく知られてます。
トピナ
てんかん薬、肥満に対する薬としても使われる事が。


最悪なんですが、この中の薬の飲み合わせがマズいものもあります。効果が増強されるやつです。
向精神薬に関する条約、は国際条約で、韓国も結んでます。薬物乱用に関しての規制をグローバルに行ってますので、禁止薬物の類はほとんど共通だと思ってもらえば。時差はありますが。


韓国にもアメリカのFDA相当の組織、通称KFDAがあり、当然ながら向精神薬に関する条約等、薬物に関しては国際条約があります。
医薬品においては日米欧三極と呼ばれるところが規制を主導していますが、その中で一番ガッツリやってるのがFDA、欧州も結構、日本はカスだけど資金に比べたら頑張ってる方です。その次になんですが、韓国も中国もこの規制に関しては同様のものを採択してます。
いわゆるドラッグ規制については、大麻のところでは各国の政策があるところですが、それ以外はほぼ変わらないです。


韓国だから取り締まられてないとかではなく、薬物汚染は結構問題視されてます。芸能人が薬物中毒になったりしてるのが報道されたでしょ?
やせ薬に簡単に入れられるようなものでもないんです。本来GMPとかの各種規制下で作られるべき内容の薬が、雑に入れられているのも問題で、こういうのの成分チェックってダダアマなんです。
小林製薬でも死亡事故ありましたが、サプリメント産業は規制がよわよわです。昔アメリカがDSHEAという法律でサプリメントFDAが規制しづらいようにしました。なので、健康被害が起こるまで調査もロクにされません。
サプリメントは全般的にリスク高いです。


あと、外国人に対しては、韓国の医療行政の知識なんてロクにないでしょうから、ある種カモられてる可能性はまあまああります。


美容クリニックの医者が出すこの手の薬やサプリはマジでロクなものではないので止めましょう。
GMPは、製造工程がちゃんとしているかのバリデーションでしかないです。公的にちゃんと認証取っているのかは知りませんが、日本においてはサプリはGMP認証はあくまでも民間がやってる仕事なので、その精度は知りません。
でも、ここでチェックされている事は、どういう工場にどういう機械を設置し、どういう工程で製造しますというところと、品質検査としてどういう事やってますかという話なんです。あくまでも製造におけるGood Manufacturing Practiceというだけで、何が何グラム入っているかまではメーカーの決め事ですし、治験ではありません。治験はGCPという別の基準に従って行うもので、一つの治験だけではなく、フェーズという風に段階を経て治験されるものですが、そういうのはサプリにはありません。
日本には、処方箋医薬品の成分がサプリに入ってたら即通報即回収ものなんですがね。。。。。。KFDAも忙しいんでしょう。日本でも製造メーカー脅して自主的に正しいやり方させるまでしかナカナカ出来てないですからね。