不倫は何故許容されないのか。

タイトルは質問形にしたけども、多くの場合多くの人は理解していると思う。
たまに変に不倫を弁護する人が、どうも頭の悪い説明をしているんだけど。


端的に言うと、「人は一人で生きていない。また家庭だけでもない。それらが複雑に関係し合った社会の中で生きている。」から。どんな自由主義個人主義の国であっても、不倫や浮気は離婚原因の一つとなっています。イスラム圏では一夫多妻制が制限付きで認められてはいますが、ここでは西洋的な不倫というのは発生しないので無視して構わないと思います。イスラムでは一応不倫は死罪です。緩いと喧伝されているのはフランスですが、故に緩い結婚制度が採用される率も高めです。


夫婦のあり方は当然それぞれですが、不倫には大抵「嘘」がつきもので、それが社会的に許容されるかと言われると、「そんな社会はまずない」です。「不誠実」である事は認識されます。あと、「周りにいる、何の関係もない人たちが、不倫関係にあるのではと言われるので、まあ、付き合いはしたくないですね」。
あと、日本の法律では、不倫というか不貞行為は一方的に離婚出来る離婚事由として認められ、賠償額も高くなる為ご注意下さい。

シンプルイズベスト。

私はネット炎上というのは、ネットという有象無象の大きなものが蠢いているというより、ある種の層に分かれて、それぞれの層が異なる動機で炎上に参加していると考えています。

誰でも見ることができちゃうから、受け手の年齢も、価値観も様々。保守的な人も革新的な人もいる。だから、炎上した後にベストの鎮火を目指すなら、それぞれの層に違ったアプローチ方法で異なる鎮火剤を投下したほうがよく、リソースの問題でそこまでできないなら、最大公約数的なアプローチをした方が鎮火は早い、という感じでしょうか。

そうか!「妻にも不倫の責任がある」とすれば鎮火すると考えている人が炎上対策してるんだ - 斗比主閲子の姑日記

それぞれの層に対する異なったアプローチ、というのは、現実的にWebの場合有り得ないので(「あるメディアを使って見る人」というのは限定出来ますが、それの中に必ず違う見方する人が出ます)(炎上ネタに関して様々な文脈を発生させるのは容易いです)、最小公約数的なアプローチをした方がよいでしょう。ただ、最小公約数(みんなが納得する謝罪文)というのはちと感覚としては違っていて。
火事対策の基本は、「燃えるものを出来るだけ少なくする」所だと思います。「奥さんや子どもはどう考えると思うんだ!」とかって言われても、本当に奥さん出したらダメ、というだけの話です。謝罪は撤退戦であり、燃えそうなものを丁寧に取り除いた後に、生け贄を差し出すぐらいな感じにしないと。あと、擁護側の第三者がやれる事はひたすら消火活動ではなく燃料投下にしかならないので、擁護を本当にしたいなら放置する以外手はないです。


ふとこの前どこだったかで見た峰竜太の浮気の話が良かったですけども、「乙武の男側が単に詫びるではなく、妻が言い聞かせました」とかそんな構図の方が収まったかと思うんですがね。
一緒に詫びるにしても、どちらが主導権を握るのかが肝で。どうも謝罪文では逆でねえ。あれだと、乙武夫が吊るされてる写真でもないと、そう収まらないと思うんですよ。


本当に選挙に対しては致命傷になってきますね。
選挙は男性陣はともかくとして女性陣がボランティアで応援して頂く事が大きいんですが、それに関しては既婚女性なスタッフの支援が十二分に必要です。そこら辺の層が厳しい事になってしまってると思います。特に、近所や縁のある所の主婦が、これで納得するとは思えず。


政治家の性的なスキャンダルという事に関して、世界的にも厳しくなってきています。
セックススタッフとか公認であったならそれはそれでどうかと思うし、非公認であるがスタッフに入れられてたらそれはそれでどうかと思うし、テロ現場視察という名目で不倫旅行ってそれはもうアウトですよね。せめてちゃんとしたオフでやってくれと思うんだけど。