分類が細ければいいってものではないです。

AIその辺り得意じゃないですよ。 - 深淵

たとえば国立大学の図書館のデータを使うとかすれば出来るかも。極端な話では、一人の司書が作成した本の分類資料を日本全国で参照すれば、AIすら不要。

2023/03/13 09:44
b.hatena.ne.jp


id:ROYGB のこういう意見があったんですが。


大学の図書館を地域の図書館へ流用というのは全く機能しないでしょう。どうしてそんな事を言うのかよく分からないのですが、大学の図書館にある本の種類と、地域の図書館にある本の種類がそもそも違います。
精度の低いAIを導入しても結局人力チェックが必要、それは決して軽くはない作業であり、地域の図書館の実情に合わせるAI学習コスト等を考えれば、正直駄目だという気しかしません。地域図書館に合わせたAIとかならまだいいかもですが、それでも、ぶっちゃけ地域図書館が出せる金額を考えてみれば分かると思うんですが、先に電子化する所が沢山あり、そんなもんに金かけてらんない(地域図書館はで持ち出し防犯用の機器すらままならない状況です)です。


もしかして、書誌情報から分類するのが大変だとか思っているなら、そうではないです。
AI利活用の基本中の基本なのですが、大半のAI利活用では、「データをどうやって集めて統合するか」が重要です。書誌情報のない本であっても、別段NDC分類くらいなら学生でも出来てしまうのですが、図書館の実情に合わせた、どの分野の為にどれだけ本・書棚があるかとか、そういう所が肝心な訳です。
ちなみに、最近の出版物のNDC分類なら、国会図書館ので調べたりしたら出て来ます。ラノベとかは大体全部913.6です。日本の近代小説は全部これ。下位分類として、明治・大正・昭和・平成とかもつける事は出来ますが、あんまり意味を為さない(明治から大正昭和にかけて活躍とかされたら困るだけで)。


以下、阪大のNDC分類のPDFが見やすかったので貼っておきますが、分類ってこの程度しかないので、蔵書として保管するには、何階何番の書棚というような追加情報が絶対に必要になります。
https://www.library.osaka-u.ac.jp/others/tutorial/mod7_010.pdf
どちらかというと、「どの書棚に入れるかという仕分けこそが本流」です。


まあねえ、計画するのは勝手なんですが、警告はしておきました。
私はそんな残念AIには絶対に携わらないようにしますけど。