ある街の風景。

東大阪市には、独身の工員のヒトが多い。


寄ったコンビニで、大声で喋る年取った工員のヒトがいた。
何だろうと思いながら、近くで煙草を吸った。


今の国家を大変憂いておられた。
子どもが安心して育てられないという事への憤りや老いる人への福利厚生の不安への嘆きなんかを表現しておられた。


観客はいなかった。私が脇で聞いていたくらいだろう。


ただ、あまりにも正論であり、暴論もなく、故にゾッとした。


多分、はてなで見聞きするものよりはずっと知的な演説なのだが、そういうものは、場がないとかプロパガンダが入ってないとか党派的ではないとかで、見過ごされていくのだろう。


この国はこうやってじんわり腐っていくんだろうなあ。