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破綻した経営者のお話はだいたい反省が足りない。ぱわーあくてぃ売ってた会社のアレとか。
値段付けた状態でトントンなら、まず赤字。
データがそれを証明している。室田氏によると、露地栽培のレタスの出荷価格は1キロで300~400円。これに対し、旧みらいが収支をトントンにするには、せめて1000円で売る必要があった。だが、そんな売り先を十分に見つけることができず、売価を800円に下げることもあった。当然、採算には合わない。2013年3月期に1000万円あった営業利益は、翌年は2億9400万円の赤字に転じ、一年後の赤字は6億2100万円にふくらんだ。
「夢の植物工場」はなぜ破綻したのか:日経ビジネスオンライン
当たり前な話だが、「市販されているレタスの価格は破棄も含めてその値段」で成立している。ちなみに市場では
レタスの値段
サニーレタスの値段
グリーンリーフレタスの値段
その他レタスの値段
つまり、市場取引ではどうにも勝ち目がない。工場と言いつつ広く展開しづらい。
コンビニの生野菜が、というかまあカット野菜が実はクソ高い事は知っている。そこそこ大きい冷蔵庫で野菜室があるなら、中で腐らせてしまったとしてもその実コンビニより安い。さて、これの利用がどこまで進むかという事に関してが大変疑問は残る。
少なくとも、二個三個同じような植物工場が出来たらそれだけで生産量が二倍三倍になってしまうのに、設備ごと売れるというのも疑問。
ちなみに、レタスとグリーンリーフレタスは、取り扱いも違うので本当は単純に比較してはいけないのだが・・・・・・
また、売値の比較しかないのだが、何年でその設備費の減価償却が終えられるのかというところも疑問が残る。生産コストも下げる余地は少なそうだし、かなり厳しいよなあ。