住民に説明せずに処理内容を変え、その上であたかも基準値超えの処理水などないかのように説明会を開かれた事実が存在する訳で。
一度変なお墨付きを与えたらそれを使って平気で海洋汚染やるだろう、くらいには信用がないのであり、マスコミや科学を知らない人間のせいではなく、
大本営発表を忖度する連中含め説明がちゃんとしていない問題である。
つーかさ、元々建て付けが雑なんだよ。
- ALPSは二種類あり、初期型は性能が不足している。
- 後期のでは性能は出るのだが、結果的にその性能を維持した状態での運用ではなく、低性能で運用しており、高性能で動かす実績は低い。
- ALPSは、一定基準を満たさない場合にその水を回収するような仕組みになっていない。まあそれすると処理能力の限界すぐに来ちゃうけど。
ハッキリ言うけど、作業環境レベルまでの低減を目的にしての低性能運用だってのはどう考えても嘘だよ。水の注入は放射性物質の洗浄を目的にしてはいないはずだ。本来なら循環させる所が上手く循環させられてない直接放射性物質に触れる水が、ひたすら注入したり地下水として流入したりしていて、この海洋放出も決して「問題ないから放出する」のではなく、「もうリミットで溢れ出る」というだけ。
その事をちゃんとオープンにして語らないと、そりゃ「科学的」でもなんでもないよ。
あと、「ほんとに問題ないと思っているなら、なんでもっと早くにその話を考えない」のかも意味が分からない。循環でもさせないと、ポンプで流し込むような量なのに吸着剤使ったような除去装置で間に合う訳ないじゃない。間に合ってないから環境基準超えの状況になってるんだしさ。