このYouTuberさんは良くは知らんのですが、女性のファッション雑誌の話なんで、直接はよう分からん部分も多いのですが。
既存の紙の雑誌の良い所とかを言われていて、まあそうよなと思ったりはします。
電子の本と紙の本の大きな違い
電子の本ではフォントとかを自分好みにいじれたり(画像で表示していて加工出来なかったりもあるんですが)という利点はあります。
しかし、紙の本より不思議と出来ない事があります。
- 情報を網羅的に見るのに向かない
- クリップとかしおりが意外と辛い
いくつかは、「現状機能として作られてない」とか「Kindleだから出来ない」とかもあるんですが、しかし実際のところ、紙と電子というか、デバイスの特性(PCのディスプレイで見るとかとの違い)もあったりして、網羅性がどうしても低くなるというのはあると思います。
Kindleの機能として駄目だなと思うのに、書庫の整理機能が全然充実してないとかがあります。
雑誌も普通の書籍も文庫も、全部ひとまとめにされていて、また漫画はシリーズでまとめる仕様があったりしますが(PC版Kindleは何故かない)、とにかく雑に整理するという所の機能が全然ありません。
なので例えばもう五千冊近くあると、「プログラムの書籍探し」が検索から始まるんです。日常的には読まないけどサッと確認したいなという時に全然出来ません。
あと、クリップ機能がヘボすぎて辛いです。書籍とかKindle内でハイライトつけるとかは全然意味がないんです。メモ、切れ端として、Kindleにくっついているというよりはどちらかというと日常的メモ置き場に持っていきたいのですが、それが全然出来ないんで、もう超ダルいですね。
また、PCのモニターは私はデュアルモニターにしていますが、紙の本の場合、デュアルモニターではないですが、厚みから位置情報とともに把握しやすいのですが、Kindleの電子版だとそれが難しいです。Wordの見出しみたいな機能がほしいですが、それイチイチ呼び出すのではなく目の端になんとなく写っているとかで記憶がしやすいのですが、その機能がどうしても電子書籍だと排除されてしまいます。
今はKindle Ultimateのようなサブスクライブの機能が中心に開発されていると思いますが、買った本でも自分好みの本棚は作りたいんですよね・・・・・・
あと、ページの端を折るドッグイヤーですが、あれ、本は傷みますが機能的には結構優れてるんですよね。ショートカットで、ぱっと本を手に取ると素早くそのページが開くんで。今栞機能はあるんですが、この栞機能、ドッグイヤーに叶うような機能は全然持ってません。
で、このKindleの機能が充実していない問題は、電子書籍のフォーマットとかでの制限ではなく、アプリとして機能開発が進んでいないからというところでの問題点だったりします。うん、Kindleのアプリ仕様が公開されていれば、マジで作りたい機能だったりします。
本来、ePubにはハイパーリンクの機能とかもありますし、先読み機能も作ったり出来ますし、可能性は無限大なのですが、ビジネスというところでは優先されない機能なのでしょう。
インターネットは「個々に最適化されない」「世界中で同じような事をして規模で稼ぐビジネス」だから、ローカル最適化が鈍い。
昔ながらの雑誌の強さは、この「ローカル最適化」ってのも大きいです。結局、「世界一美味いラーメン」とかは別にいらないしランキングとかもいらない、私がいける範囲のラーメン屋の中でのバリエーションって事だったりするのですが、それって、大きくバズるものではないし、バズられても困るだけだったりするんですよね。
担々麺もたまには食いたいし食う時に美味い店に行きたいとは思うんですよね。しかし別に最高に美味いラーメン屋とかに行って、並んで飯食いたいとは思わんのですよ。
いやたまにしたとしても、日常的に便利とかになると、近場のラーメン屋がいい訳で、そして、そうやって近場のラーメン屋とかを発掘する事とかに便利であってほしいと思うわけですよ。
それでも、「地域」という事であればまだ「Googleマップ」というツールがソコソコ機能はします。
が、サブカルというかカルチャーの一部切り出して、好みの店とかになると、途端に苦労はしていくようになるんですよね。典型的なのがファッションとかで、そうなるとやはりファッション雑誌が強いとかにはなってくるとは思うのですが。
ただ、昔ながらの雑誌が維持されればと思いつつも、今のネット社会に適した形での情報サイトとかももう少しあった方がいいかとは思います。
インフルエンサーとかが個人商店でやるようなの、じゃなしに、もう少しなんというか集まったようななにかが、信頼出来る形であるといいんだろうなあ・・・・・・