都知事選の投票結果を幾つかグラフ化

投票数・投票率

!注意:左から右にかけて全有権者数の降順にて並べている。(投票数ではない)

ある程度投票者数が少ない所では投票率は上がるけども投票結果に影響が出るような所では全くない。

石原氏の得票率(石原氏の得票数/投票数)

石原氏と東国原氏、渡邉氏、小池氏辺りとの投票数・得票率の比較

ちょっと見づらいので、得票数と得票率を分ける。


得票率の積み上げグラフを載せる。

石原氏と、東国原+渡辺合計の比較


但し、石原氏への投票数は二百六十万票であり、この差の合計は九万票弱、合算された状態で漸く太刀打ち出来る(実際には合同立候補者が立った場合に取りこぼす票とかが発生することを考えると石原氏の当選は固かったと結果論として言える)。
小池氏を足してみた場合は以下。というのも、小池氏がほとんどの地域で1割前後の得票率であるということから自然左側の方がより増える。

何かいまいち納得しづらいので、石原-(東+渡邉)を投票数で割ってみたら以下のような感じ。

絵文録ことのはのアレとの比較

石原慎太郎支持者の都内分布を地図化してみた[絵文録ことのは]2011/05/04」とイメージが違うのは、こちらでは絶対的な投票率をグラフにしてみているため、というのと、有権者数で並べなおしているため。


地図での色塗りは基本的に面積と人口が比例していない場合にはうまく状況を表せない。また、色表示によって投票率のグラデーションを描く場合、差が相当強調される。
こちらに載せたグラフも、幾つかのポイントが強調されていることには注意する必要がある。例えば、右の方に載っている市町村は、左の方に乗っている市町村に比べると影響度合いは小さい。東京は、山の手のちょっと外側ぐらいに人口が偏っていて、人口密度に大きな開きがある。
参考:http://members.jcom.home.ne.jp/suginami-nature/suginami_files/mitudo.html


ちなみに、日の出町から右側大島町含む町村は、統計的にはほとんど無視して良い。有権者一万人以下で全部合わせても東京都の全有権者数の1%超えない。

いろいろグラフを描いてみたけど。

「都心は保守的」「山の手の外側は革新的」というほどに色分けするものではないなあというのが感想。
反石原の色が強いのは、郊外の市であるという風に考えるけども、郊外の市には中央線が通ってるのかな?東京の地理は良く分からないが、中央線という言葉が踊っているような気がする。まあ、中央線!というのが強いキーワードである必要もなく、いわゆる都市部の人間のベッドタウンであるちうことが示されれば良いかと思う。


比較してみたら意外とのっぺりしたグラフだと思ったのが、「石原ー(東+渡邉)」のグラフ。差が五千人を超えるのが、江東区・新宿区・港区(石原優位)と。八王子市が全く石原に入れる気はなさそうなのは分かった。
そして思ったより小池氏に入れる人の地域の偏りがない。も少し都市部によるのかと思いきやそうでもない。
思ったほど地面に関係した選挙じゃなかったように思う。

絵文録の人との見解は違う。

深い政治の洞察はしないけど。

これから石原とその後継者を倒すには、山手線以西・以北の革新系有利な地域を基盤に圧倒的支持を得られる候補の擁立が必要不可欠ということになるだろう。

石原慎太郎支持者の都内分布を地図化してみた[絵文録ことのは]2011/05/04

とは自分の考えは違っていて。


選挙って「誰に入れるか」ってことなんだけど、
例えば、自分にしたら「あなたは石原を選びますか、東国原を選びますか、渡邉を選びますか、小池を選びますか」って問われて、「表現規制反対だからって東国原を選ぶ理由はない」。渡邉に関しては、まあ、自分の場合はだけど外食産業の主に対してそれほど良い印象はないし、小池氏は・・・・・・キャラが分からん人物なので信用するのはちとなあ・・・・・・とかで、無投票やりそうだ。
こう、なんてのかなあ、「憎まれっ子世に憚る」がピッタシのような。個人的には嫌いなんだけど、何か批判的観点な発言をバシバシしてると、そんなにたいした能力無いの分かってるけど評価される人って、結構いません?
震災もあって、「リーダーの決断力!」みたいなのを感じさせられる時に、他の候補者は現役でないってこともあってイマイチ選挙民に対してそれを感じさせられる人がいなかったんじゃないかなあと。


その選択が合っているかどうかは知らない。