まあ。

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現実として、「そこそこ取り引きがある派遣会社」なら、「どんな人が派遣されてくるかは分かる」。
というかな、「変な人を連れてきた」とかになると、「なめられたものだな我々も」という事になるし、まあ、派遣会社の社長連れてきての謝罪とかになってくる。
建前上、面接とかないので、受け入れ側は人を選べない。無論、技術のミスマッチは避けたいので、そこの確認はするのだが。


コミュニケーションに難があるのは、スキル適性以上に継続打ち切りを決める要素になる。


ただゴメン、裏で手打ちというのは結構聞く。
聞いた瞬間に、近寄らないようにするのだけど。
奴隷云百人なプロジェクトでは、二次請けの社員を突っ込まず、派遣社員とかを混ぜ込む事が多い。実際高スキルが必要かと言われると大変怪しいのだが、プロジェクト炎上の責任を低スキルの人員を派遣した会社にお支払させようとする努力がそこにある。最近下請けも強気で突っぱねるから(本体から来た役員がいて脅しが効きにくい)。俺らが「そんな金じゃ無理」「要件がグダグダ過ぎてモノが作れない責任取れない」って言っていると、派遣社員から正社員から突っ込んで上流の会社がババを引いて死んでたりする。当然ながら赤字。派遣会社に人の質云々とごねて支払いを渋る。
よくある。


メリットは幾つかある。

  • 派遣元は、もらえる金の減額に対応しやすくなる
  • 派遣先は、原因をすり替える事が出来る
  • 今後も派遣を使う事に問題はない
    • どうせ「そのプロジェクトで出禁」になった所で、炎上プロジェクトの記憶は引き継がれないのだから


ただまあ、そもそも、教育する気もなければ、教育された人がやってきて体制を立て直せる、なんて誰も思ってはいないのだが。
どうせ派遣なんだからそれに責任押し付けろ!という形なのだが、本当に調査委員会が立つみたいな事が炎上プロジェクトにあるかというと、まずない。