「クラウドワークスそんな事やってたのー」という話ですが、
これ、私は、「エンタープライズサービス」というクラウドワークスが勧めてた重要施策の話が、まさか「キュレーションメディアの下請け」だと思ってなかったなあという認識です。
簡単に言うと、単なる小口取引の手数料「だけでは」、成長性も微妙(IRでは景気のいいこと書いていますがこんな成長が当てになる訳ないじゃないですか)な所のテコ入れとして、「更に品質管理までやっちゃう」という所も仕事にして、金額を大きくその代わり管理はウチらで代行しますよというサービスは、普通に考えるものです。
人派遣だけやってると、どうしても手数料収入を増やすのには限度がありますし、裁く量には限界が気やすいものです。常に単価を上げたい欲はあるんですよ。管理と言っても、営業の人に片手間にやらせりゃちょっとはとか思うんでしょうかね。
まあ、ゴチャゴチャというよりも、
IRニュース | 株式会社クラウドワークス
の
「2016年9月期通期 決算及び事業戦略説明資料」なんかを見てもらえばいいんですが。
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80447/0ae889b7/fd0a/4f29/a89c/acfea7059766/20161115031229469s.pdf
p.13-p.15辺りを見てもらえばいいと思うんですが。
これが、このねとらぼの記事と合わさると、地獄を見る事になるかなと思っています。
どうもDeNAは細かい指示は会社がするタイプの契約だったんではと思うんですが、
検収や支払いみたいなのの最終責任を取るのもあって、責任回避案外むずかしいんではと思います。
無論、DeNAがクラウドワークスにこの損失を肩代わりさせるという事はないでしょうが、大口顧客の当てがこの問題になっているキュレーションメディアしかないのは必定ですし、その品質について大した担保も出来ないのは、まあ仕方ないですが。
ただ、このエンタープライズ版については、間違いなく「責任範囲の明確化」が必要になるでしょうね。単なるマネージメントの真似事で済まない訳で。
japan.cnet.com
コレ見ても、二社とも、影響範囲を勘違いしているのではないかと思うんですよね。
クラウドワークスでは「クライアントとの契約については個別にコメントできない」としながらも、今回の騒動でクラウドワークスが利用されていたのは事実とし、今後はそういった問題が起きないよう、サービス内の機能追加を検討していると説明する。
たとえば、発注の単価については、以前からクラウドソーシングサービス全体の問題とされてきたが、現在は実際に発注を受けるワーカーとヒアリングの機会を設けているという。その上で、今後はクライアントが発注する際に推奨の単価を表示する機能や、単価が低すぎるとワーカーが判断した場合には、クラウドワークスに通報でき、検索結果において該当案件の表示順位が下がるといった対策を講じることを検討しているとした。
DeNA運営「WELQ」の発注先だったクラウドソーシング、大手2社の対応は? - CNET Japan
違う。「お前らにもリライト業の責任はあるんじゃないの?」「リライト容疑がかかった時にその嫌疑を晴らす費用をちゃんと負担して初めて管理していると言えるんだけど?」です。
ランサーズは、「現在、事実確認中」としながらも、サービスに対しての意見については課題と認識しており、サービスの健全化に向けてさらなる整備を早急に進めると答えた。
すでに実施している取り組みとしては、ライターのスキルを可視化するマネージメントシステム「Quant」の導入や、仕事を依頼する際の推奨相場の提示、また、ライターに向けたスキル向上のための教育セミナーを実施してきたという。さらに、近日中に新たに仕事依頼のガイドラインを公開する予定としている。クライアントが仕事依頼のガイドラインに沿った発注が可能となるようモニタリング体制も強化するとした。
DeNA運営「WELQ」の発注先だったクラウドソーシング、大手2社の対応は? - CNET Japan
回答になってないんですよだから。
ちなみに、クラウドワークスの事業戦略は、ハッタリかつ未達前提の目標であり、この会社の経営戦略担っている人ってどう考えても異常です。
目標の前倒しはともかく、投資の前倒しは必ず実施してしまっているが為に、赤字が降り積もってるんですよねえ。毎度金出す所がいるので持っているだけという。経営で遊んでいる層と、実際の事業とかなり乖離が酷いんじゃないかと思うんですよね。
正直、全く事業黒字化する匂いがしないんで、ヤバイと思います。