あいちトリエンナーレ2019感想。

名古屋暑い。いやもう都市部みな暑いんだろうけど。

名古屋の地下鉄

エスカレーターで片側開けてないのが衝撃。伏見駅。階段の高低差もちょっと緩めに思える。
この人口密度はいいな。設備古めだけど全体的にゆったりしてる。しかし、やはり夏はつらいなー。もう思考力もないっすわ。

市立美術館の方

食い足りない。
イチ作品を丁寧に見れば、かなり時間がかかる。頭の中でこのコンセプトなーというところと結び付くと、ぶっちゃけそこまで会場が広くないなーと思う。
テーマが"情の時代"だったかと思うのだが、これ情報と感情のダブルミーニングなんだと思うが、小規模過ぎて圧倒さ
れないのだ。あと、作品から多彩な解釈が広がるようなもの、ではなくて、モノゴトの表面をカンナで削った薄片を見せられているような気になる。
もう少し作品ごとのテーマが重なってると良かったんだが、ハーモニーみたいなのを感じにくかった。

芸術文化センターの方。

一言で言うと良かったのだが、ある種ちと悩ましいものも感じた。
アートとして良かったのかと言われるとちょっと良くわからんというところで、ポリティカルな部分の表現は強かったし、そこそこリベラルな部分のアートでもある。


表現の不自由のコンセプトで集められたらしいものと外側に置かれているものの境界線はなんだったんだろうな。


逆に主張が抽象的だと面白くないとも思った。あと、せっかくなのでも少し説明大きくしても良かったんじゃと思った。
全体的に、説明が妙に控え目。

アートのリアルってこういうものだろうな。

今回エロの方の表現の不自由とかが組み入れられていないのにも納得は個人的にはしていて、エロの規制はかなりややこしいから(アート文脈では結構解放されていて、大衆風俗的に規制されている(この境目がかなり日本的)から)というのがある。
このコンセプト分けは日本特有かはともかく日本の風土にベッタリくっついている。
で、正直今の方が昔よりややこしく厳しくなっているところもあるので、外側に対となるアートを置けないのだよね。

余談: 多分津田とあずまんだったと思う。

昼前頃、人の流れの途絶えるタイミングで市立美術館のところで金髪を見かけた。
横に女性がいたが嫁かどうかは知らん。スタッフに声かけてたから多分津田だと思う。
客の方は見てなかった。うん、ホントはもうちょい愛想あっていいと思うけど、アートって不思議と声かけしないのよね。写真OKなマークが見当たらなかったのでスタッフに確認したけど、津田はよく分からない動きしてたのでスタッフかどうかは分からんかった。このあたり、大勢の人が来るイベントなんだから露骨に分かりやすいスタッフ表示あったらいいのに。
あずまんっぽい人は、なんつーか「ドリーと私」みたいな展示物のところで見かけた。多分。観察日記みたいなのをパラパラページめくるやつがあって、老眼鏡かけながら「読めない」みたいな事をつぶやいていた。やたら横から見てたので、そりゃそうだろうなあとは思った。まあ、パラパラめくるやつもめくるのが早くて訓練された人しか読めないとは思う(読んだけどモヤっとしたんだが)。
なんかあずまんっぽい人とあれ作者なのかな記念撮影してたんだが、お客さんは侵入禁止の奥で写真取ってた。「おめでとう」とか言ってたのだが、なんであずまんの露払いみたいなのをしてるのかよく分からなかった。あずまんっぽい人が偉そうにしていた訳ではないんだが、あずまんっぽい人の微妙な言葉選び含め、感じ悪く思えた。口を濁したら後の「おめでとう」は何を避けたか丸わかりでしょう。慇懃無礼という。良くも悪くも演技出来ないやつだなあとは思った。


二人見た御蔭で、なんというか、
冷めた。