実証的なものがロクにない、適当な仮説が大量に出てくるがちゃんとしたレビューも効いてない。
疫学分野でテキトーに扱われている連続変数のひどい定義を疫学の専門家らしい人がするしもう。
あ、人数が連続変数というのはめちゃくちゃ人数がいる場合には、そんな風にみなしてもいいんじゃないかという話はあるけど、今の感染率の場合だとそれは無理だからね。
連続変数という仮定で思い出したけど、カイ二乗検定のカイ二乗の分布、あれ連続分布なんだけど、セルの度数が小さい時には止めた方がいいよ。非連続を想定しての分布が二項分布だけど、流石に感染・非感染の確率ってのべっと同一確率だ、みたいな仮定で例えば東京全体に対して考えても多分意味はないよ。理想は区レベルでコンパートメントモデルでも、とか思うけど、コンビニトラックは区内とか考えずに回るし人間も移動経路がそのあたりを超えるので、結局ムラはあるがそれを捉えきれはせんなあという感じだよ。
例えばさ、ITの人だと、リーダーや営業の人はいろんなところを回るよね。今多分緊急事態宣言開け仕事取るのでいっぱい動いているよね。でもプログラムとかやってる人は社内からほとんど動かないよね。どっちがどれくらい感染する確率が違うかって、計算はしにくいけど、明らかに違うだろうってあるよね。食事とか店考えてもね。
渋谷は結構人が行き来するんだろうねえ(ちょっとしか知らん)。巣鴨は全然そんな事ないよね。東京駅は、東京の人はあんまり使わなかったりするよね。新宿はすごい人たくさんだけど、基本住んでいるのは西側かな?とにかく同じように人は分散しないし、接触機会を単純に人口の濃度で計算するようなのは根本的にはあってないんだよね。品川の人は上野の方には行かないよねめったに。それよりは横浜の方が移動するよね。
電車だけでなく車も東京は相当行き来するよね。全国各地へモノ運ぶのは品川とか豊洲が多いのかな。
病院で院内感染が広まるのは、感染者も被感染者も滞在時間が長くなりがちだからだよね。療養だと、夜勤は二人で五十人の寝たきり老人の世話してたりするから、そりゃ職員に伝染したら一気に広がるよね。保育園も学校も、そうやって誰が感染すると影響が出るかってのは、立場によって相当違うよね。
その手の事を、全然シミュレーションには盛り込めないし盛り込むにはあまりにも社会が複雑過ぎて全然計算機の性能も知識も足りないけどね。
富岳でも、せいぜいつばの飛散をシミュレーションするのが限界で、どうしてかというと、人間が同じ人間であっても全然違う動きをするからで。
そういや、老人ホームに入っている老人とかが、スマホ持ち歩くとは思えないし、世の中半分くらいはスマホ持ち歩いてない。主婦の人って、買い物かごにスマホ入れなくても問題なかったりする。仕事してたらスマホがいるかというと、プロジェクトルームだと禁止されてたりするよ。この前研究所行ったけど、入り口でスマホとか止められてたし。持っててもそうなんだってば。飲食業の人とかは勤務中スマホ携帯まずしてない(暇な時にポチポチやる事はともかくとして、それってサボりだからあんまりねえ)。ただでさえiPhoneの場合最新OSにアップデートしないといけなくて、それしている人って案外少なかったりするしさ、そもそも目標に届く可能性がほぼゼロなのになぜそんなところに目標があるのか、ホント不思議でならないわ。
技術はあっても知恵は結構ないよね。どうすんだろこれ。まあ、時節に乗って金や名声を得るのでいいのかもしれないけど、本質的に大した事してないやんって人が名声を得るのは、有識者に対するがっかり感の醸成にしかならないんじゃないかなあ。