理系も案外そうだったのよー

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前者は両方あったが、後者は基本的に多い理系中心で進められた結果、90年代に大学院進学の意味合いが変わったんだよ。
バイオ系の大学院創立とかはその後だし、奈良先端とかも後だしね。SFC出来たのもその流れではあるんだが。


博士が100人いる村、の時代で既に「理系の博士の価値と文系の博士の価値が違う」とは言われていました。とは言え、「任期のない助手というポジション」があり、助手のポジションの時に博士論文作って博士号取るとかがあったんですよね。
論文博士の制度を無くすように、確か2000年代あたりに削られていくんですが、博士課程の卒業後に論文出して博士取る、というのは結構その当時もありました。「決められた年数で講義を受けるが、論文に関してはその間に出来ない」場合に、学校としては学費払わない(在籍用の金は払う)がその間に論文とかは指導を受けて作るとか・・・・・・


「大学に出てこなせば博士号が得られる」というものではない、という雰囲気は、多分旧帝大周りではまだまだ残っているとは思います。ただあんまりこれやると「博士号取るやつの研究のサイズダウン」みたいになるわけです。良し悪しなんですよね。研究テーマが一年二年でやりきれるもの、じゃなくてわりと人生使ってやるものじゃないと、大きなテーマは扱えないですし。
このテーマのサイズダウン感は、多分論文の質の問題にもなってくるんですよね。


理系でも、博士号取ってないけどノーベル賞受賞者とかになっている人はいるんですが、年々そういう可能性はなくなっているよなあ・・・・・・