アホの犯罪が増えてる

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補助金事業の闇の部分なのですが、みなさま、国家事業である補助金事業に関して、自分の会社がどれだけちゃんとその辺りをチェックして、ちゃんと申請出せているか分かってますでしょうか。
支援規模は比較的大きく、利用も計画的に行えば、民間から有利子で金を借りるより楽に借りれたりします。



今回のはこれでしょうね。
jigyou-saikouchiku.go.jp

中小企業等事業再構築促進事業


ここなんですが、中小企業が本当にこの補助金事業に選定され採択されるかというと、

  • そもそも書類の作り方が分からない
  • ある事を知らない

結構ここが、「どういうところが審査されて通るのか分からない」というところで、結構コンサルが銭稼ぎに走るんですわ。つまるところ、「上前をはねる業者がいるのはいるんだが、結局のところ人手がある訳じゃないので頼らざるを得ない」というところで。
ちなみに、そういうののお役所申請業務に関してちゃんと資格とかで裏打ちされるのが行政書士だったりしますので、本来は変なものが出回る隙間はないはずなんですが。とはいえ、行政書士、独占業務の幅が小さいので悩ましいところ。


なんか幾つか「支援業務」やってるサイトが出てきますが。


さてと。


金額はとりあえず置いておきますが、「行政の中の人」が「支援しますよという形でやった事」自体は、本来良くはないです。
審査のやり方から書類の作り方が類推出来るというのはいいんですが、しかし、変な話、「審査の穴まで教えてしまう可能性は高いです」。
しかし、昔から、行政関連のコンサル会社は「中をよく知っている」という事で金をもろてた訳で。


昨今、この手の「本来行政がやるべき仕事がパソナ等の特定の会社にまかされる」という事はとてもよく見かけます。もはや余人を持って変えがたし、みたいに扱われている会社もあり、大阪万博博報堂とかですね、本来契約変更する必要がある会社についても、誰も他に手を挙げないのでそのままにされているというとても残念な話があったりはします。


この委託事業自体は全体合わせても小さなもの(パソナにしたら)ではあると思うのですが、なんとそこで働いていた奴隷身分な人が、「支援しますよ」的な事を出しちゃったわけですね。
無論、情報漏洩です。元々の企業で知り得た秘密を、辞めた後とかで勝手に流用するのは大変悪い事です。
こういうのに引っかかった会社もなかったようで、そりゃねえ・・・・・・

営業機密を持ち出して問題ないと思ってる派遣社員
個人情報もなんですが、これ営業機密です。どう考えても持ち出しバレたら損害賠償が。
営業機密使って直接営業かけて問題ないと思ってる派遣社員
アホなんですよね。こういう情報をお金に変えるの、通常名簿屋探して換金するものです。足がつくのバレバレじゃないですか。


最近、アホの犯罪が増えてますが、いやもう偽装とか何も考えずにやってるの、びっくりします。
言い逃れ出来ると思ってたんでしょうか。言い逃れで許してくれる訳ねえじゃん。