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インセンティブを釣り餌にした策。

俯瞰

www.asahi.com

定期検診などで健康管理に努めた人を対象に、医療保険の自己負担を3割から2割に引き下げる「健康ゴールド免許」導入などの施策を打ち出した。

健康ゴールド免許・勤労者皆保険… 小泉進次郎氏ら提言:朝日新聞デジタル

かなり「いい会社の会社員優遇政策」である。「定期検診」の文字が入るとだいたいそうなる。その間の賃金が発生する会社員と、そうでないヒトの差は確実に発生するだろう。
また、この策の支払いは、思った以上に減らないと思われる。医療保険医療保険ではなく健康保険だろうが、労働世代はそれほど支払いの機会がない。予防接種などは健康保険の対象外だし。怪我をし易いヒトは得するかもだけど、病気は健康管理をしているならばより発生しづらいとは思われる。
一瞬素晴らしいように思えるが、まやかしである。


実の所、企業の健康保険組合でも、75歳以上のヒトの健康保険に対してお金を拠出している。
今後は加入者の年収から決まる方式にするのだというがなあ。

企業に働く人が正規・非正規を問わず社会保険に加入できる「勤労者会社皆保険制度」の創設をうたった。

健康ゴールド免許・勤労者皆保険… 小泉進次郎氏ら提言:朝日新聞デジタル

これはある程度は効果がある。
アルバイトやパートの社員でも保険料を会社負担半分で支払えば社会保険加入者となる事が出来る。
・・・・・・出来るが、被扶養者の制度が無くなるんではなかろうか。


つまり、

  • 天涯孤独のアルバイトなヒトやパートのヒトはマシになる。
  • 被扶養者には保険料の支払いが発生する分あまりお得ではない。
  • 個人事業主や個人請けしているヒトは関係ない。
  • 派遣社員は、「派遣会社の社員」なので関係ない。
  • 企業には負担が生じる。
    • アルバイトやパートの賃金に加えて保険料負担分がプラスされる。
    • 一時雇用のヒトの為に、出入りの管理が煩雑になる。
  • 保険組合には微妙。
    • 収入は増える。
    • 拠出額はもしかしたら平均年収が下がる事になって減るのかも知れないが、多分そんなお得な状況にはせんだろう。
    • 出入りの管理は煩雑になる。
    • 加入年数なんかの管理は煩雑になる。
  • 官公庁には厳しい
    • 煩雑な管理のツケは必ず官公庁に向かう。

年金の受給開始年齢の上限を現行の70歳からさらに引き上げ、働く高齢者にも保険料を納める側になってもらう「人生100年型年金」への移行を盛り込んだ。

健康ゴールド免許・勤労者皆保険… 小泉進次郎氏ら提言:朝日新聞デジタル

これが、非正規労働者には厳しい条件だと思われる。
定年退職、最近定年が55など早期退職制度があったりしていたのだが、これが、社会の実情に合わせて、近年嘱託が増えている。
天下れるヒトはいいが、天下れないヒトは、老後ほぼ困窮する事になる。若者世代、まあ二十代なら貯金考えんでもという感じだろうが、三十四十になってくると、この老後の為に貯蓄に励む必要が出て来るだろう。つまり、子どもなんか育ててられないという社会になっていくと思われる。
ちなみに、ヒトの平均寿命が100歳になる事はなく、近年その記録は停滞中である。平均寿命だけではなく、いつヒトが死ぬのかというのを生命表というのでちゃんと見た方がいいと思うが、平均寿命の辺りでヒトはバタバタと死ぬという感じなので、老後を過ごしていく間に生活保護ラインに落ちていくので。


流石に国民をアホ扱いしているように思えるのだが、気の所為だろうか。
総合的に見て、カネを集める層を増やすという事になる。稼げないヒトに対しての負荷は間違いなく高まるし、老いても仕事がやめられず若者は少子化なのに社員ポストを見付けられず難渋するだろう。
「勤労者会社皆保険制度」、これ、無論、失業保険とか出るのは有り難いと思うだろうが、多分扶養者に当たるヒトは働いたら負けみたいな状況が発生する。


金持っているヒトからの収集を青天にし、金持ちが抜け出さないようにしないと無理。
格差社会なんだから、金持ちからガッツリ取るようにしないとダメなんだって。
非正規雇用のヒトの給料を会社員が奪ってるんじゃなくて、経営層や株主が持ってってるんだって。
いくらでもヒトを雇わずにコストカットで黒字化してウマーって、そりゃ職奪われたヒトの社会保障足んなくなるよ。