ふーむ。

なぜ高い金をかけて作ったシステムで今までExcelで簡単に出来ていたことが出来なくなるのか - novtan別館」を見て。
ウチの回りだと、「システム化」という言い方ではなく、「システムのウチのコンピュータ化された部分」という捉え方をします。


で。


しばしば問題になるんですけど、
Excelのデータコピーを普通に手作業でやられている場合、まんま実装したりする事もありますけど、意外とバグってるなあという事があります。
そういうこともあるので、一個一個セルの関数から確認していく必要があるんで結構面倒臭いんですよね。


他。
聴き取りを行っても、「なんでそうするのかをロジカルに説明出来ない人」って結構います。
とかになると、要件定義期間(とは提示しないんですけど設計期間に突っ込んじゃうという事が多いんですけど)が増えます。
で。
そこはもうマジでどんな開発手法によらずとも地雷です。
プロトタイプモデルを勘違いして、「作りかけのをお客さんに持って行ってレビューしてもらう」スタイルにしてしまった人が上にいて、そろそろ刺し殺してもいいんじゃないかと思ったりします。だからそれ要件じゃんみたいなのをテスト期間中にプロジェクトマネージャーから言われたらもうね。


他。
Excelというテンプレートからコピーしてカスタマイズし放題なものと、
BIみたいな定義をガッチリ作って後は作業手順に従ってバイトさんでも出来るようにするという仕組みは、
なんというか根本的な所が違いますので。
「今までの作業を変えずにコストカット」の場合には、本当にバイトさんを増やしてトレーニングした方が、コストパフォーマンスよかったりするんですよね。


システム開発の肝は、要件定義で、どれだけ「何を作るか」というのがイメージ共有されているかという所であり。
そこで曖昧に定義していると本当に死ねますからご注意を。
システム開発側にユーザ業務を理解している人間が必要、というよりは、人間が手を動かしている部分もちゃんとシステムとして認識出来ている人がユーザ側に欲しいです。個人的には。
まあ、得難き人なのですけど。