ノウハウとスキルの違い。はわりとどうでもいい。

http://anond.hatelabo.jp/20130527060652」を見て。
正規雇用正規雇用に転換している所は多いので。

ただ、これ、別に最近のアベノミクスのせいではなく、単純に、「労働効率化」の中で、単に正規雇用→非正規雇用による賃金圧縮ではなく、非正規雇用正規雇用による1人あたり仕事量の増大、という流れもあるよということで。
新入社員にいきなり引き継ぎさせてるようなのは、多分増田がやめてしばらくして例外処理が挟まってくると問題になる。例外処理を極力挟まないような形にシフトするか、それとも新人がパンクするまでやらされるか。
ただ、会社ってのは、特に販売個数が増える訳でもないなら、中のお仕事は高度に効率化・・・・・・集約化される。そうしないと効率が上がらないから。
その端々で、非正規雇用が雇われたり辞めさせられたりする。

色んな経験を短期間に積めるってのは、良いことだけではない。
アプリの知識を全て持っている人は稀(特に「主な使い方」以外は)なので、「どうやってそれを見付けられるか」みたいな所の知識も必要になってくる。
その辺りは、促成栽培だと本当に育たない。後輩はマジでリファレンス読まないように育ってしまったし、こういう関数は有るはず、とかこういう関数はまあないだろうからとかの勘が鈍い。実際に自分がそのノウハウを構築するという所に関して教育としてはすっ飛ばされる感じになる。
が、「会社がそんな人材を求めていない」というケースは多々ある。マニュアルが出来てしまってそれを定常的に回せるなら、変な能力は別に必要ない。Excel VBA使えますーって言っても、もう仕事は「決められた所に決められた値を放り込めばいい」「ボタンを押せばいい」になってるので。
そういうご要望は多いので、システム開発会社やパッケージは、会社の外にあるんだよね。

まあ、しかし、嘆くよりか、「スキル」やら「ノウハウ」をテキスト化するのが一つ必要なんではないかなーとは思う。
今の勤労体系では、多くの場合、「作業する人→非正規雇用」「作業させる人、他非正規雇用を雇ってまでする規模ではない仕事を複数持つ人→正規雇用」という形になってる。
マニュアル作れる、ってのも、正社員に求められる一つのスキルではあるので。