そうかーマジで知らないのかーと思いつつ。漢方薬の成分に薬理作用がある事はかなり確かめられているんだよねえ(副作用的な意味で) / “bn2さんはTwitterを使っています: "@PKAnzug 有用性が認められた漢方があったと…” https://t.co/KDAc72SzSa
— 混沌の媒介 (@ph_nglui) January 4, 2016
まあこんな話をブコメでしたのですが。
そのあたりの話。
まず最初に。
一応。
新薬メーカーから金もらってる仕事やってるので(別に何かアレ等を良いように言う気もないですが)、利益相反関係にはあります。
まあでも最近あんまりメーカーの仕事やれてません。仕事ほしい、とは思うんですが、単価を下げる気は全くないのでよろしくお願いします。基本的には「SDTMやADaMに振り回されない」を目指したいとは思っております。いやホントにアレに付き合わされてもう多分五年は過ぎていると思うんですが、もうちっとツギハギではないというか統合しようぜと。
だいたいの結論。
漢方薬は、結局の所、「未知」な事が多く、副作用も油断できないものが多く、またそれとともに重要になる「処方」の基準が秘術のようになっています。漢方を重視する医者の「信仰バイアス」も見過ごせないレベルであり、玉石混交ではあるのですが、現状使われるべきものではないと判断しています。
漢方薬、生薬の全てがエビデンスが揃う事は、今の金が回らない現状、致し方ない所はあるのですが、もう国家事業でもいいからサッサとケリつけた方がいいと思うんです。が、日本国家に期待することは出来なさげです。やるってんなら、システムの裏方ならお仕事させて頂きますのでIDコールでもお願い致します。普通のルートなら多分親会社の冠がついちゃうのですが、それすると値段がただ三倍とかになるだけなので、出来れば直で。ま、そんなにシステムとして大層なものは必要ないと思いますしねえ。
薬として「ちゃんと薬効がある」として立証出来る可能性は、結構高いとは思います。が、薬としてやるべきレベルでは、トータルの患者数として一薬剤として数千人から必要である、という事は考慮されるべきでしょう。無論、ネズミはもっと死んでると思いますが。
しかし、日本薬局方に載せた以上、それの立証責任は既に厚生労働省の方に移っていると思います。
「漢方薬」をちゃんと実証的に利用出来るようにするには、まず、漢方医のフワフワしている脳みそをシャッキリさせ、ちゃんと経験知を吐き出させた上で、各種成分の薬理学的作用をテストし、更に組み合わせる必要があるでしょう。
まあ、まず「お前らの理屈をちゃんとテキストにしろ」って所から始めないとダメなんですがねえ。
だけど、「やっている医者が治療「だけ」やってる」状況を改善しないとどないもならんのです。
漢方薬業界で言われている「エビデンス」のレベルの低さは、結局の所「偽とも本物とも判断のつかない"クズ"」としか呼べないものになっているんで、そこら辺の自覚をお願いしたい所です。ドヤ顔でシンポジウムとかで語っている方々ってのは、得てしてそういうナマモノなのは理解するのですが(肩書に反比例して発言がゲスくなってくのは、医学会および科学会ひいては日本のお偉いさん方の特徴みたいな気もしますが)。