差別的発言の一因は、嫉妬である。

ヘイトスピーチについてであるが。


現代的な差別的発言は、その発言者の「ある種差別されている」という思い、そこから生まれているものである。
ただゲームバランスが崩壊している、というだけであるのだが、「アイヌ殺す」だとかいうのは、その発言の中にはキチンと「差別する意識」は含まれている。当事者はその差別性には気付いている(文字通りの「差別」だとは意識していないだろうが、ナコルルではなくわざわざ「アイヌ」などと呼ぶのは、アメリカ人の誰かに対して名前を知っていても「アメリカ人」と呼ぶのと似たようなものである)。そうでなければ、そう言わない言う意味がないのである。
ただ、先にも書いたとおり、だいたいのその発言者には「差別されている」という思いがある。ただ、その思いが「ナカナカ正しいとは認めてもらいづらいもの」であったりする。それが分かっているがゆえに、「差別的発言でのみその憤懣やる方ない思いは消化される」。


昨今の人種差別的発言は、まあそのあたりの構図が大変分かりやすい。