聖職者による癒やしというのは、普通に昔からある話なんですがね。

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ゲーム的になったのは、「HP」とか「呪いと病気、怪我の区別」とかですね。
因みに、Healという概念そのものが清める所から来てます。キリスト教以前の宗教でもあります。


知識等を集める所の修道会なんかは結構薬草園も持ってたり、病院開いたりしてます。
で、そこらで実際に治療してんですね。まあ原始的なんですが。
無論、薬のギルドもありますが、今の大衆薬、漢方っぽい何かみたいなものですが、腹下しとか膏薬とか、それほど効果があった訳でもないです。


昔は、細菌説とかも微妙であり、病と呪いが未分化です。まあ、悪魔の仕業ではあろうとされてたとは思いますね。
実際に体に現れる症状については薬(効かないのもありますし、効きすぎるのもあります。傷を焼くという治療もありましたし、瀉血も治療でしたしね)とかがあるんですが・・・・・・聖職者のみが対応出来るというものでもちょっとないのでその辺りはご注意下さい。
因みに、従軍牧師という職業にも絡んでくるとは思いますがね。これ、ローマ時代からあります。


なお、王が癒やしの力を持つ、という話は、中世くらいから出てんじゃないでしょうか。身近な聖人みたいな感じで。
王の正当性を示す証ともなってたかと思います。
聖職者の癒やしの話は、まあ、病者の塗油でも参照して下さい。


武闘派な修道士のイメージは、おそらく原義に近い、修験者のイメージかと思います。
修道会ってのは、教区とかって形で各地の教会に派遣されてる教区の人と違って、土地を持って修道院を持ってその中で暮らしている人たちなんですが、元々は清貧を求める隠者集団みたいな所からなんですが、それに必要な土地を持ち、建物を立て、ライフサイクルをそこで回してるようなのです。封建制度の時代、所有している土地では一つの領土として振る舞う感じですかね。
その地域を任されているはずの司教に従わない集団という性格も出てきたり、世俗権力とも衝突したり組み込まれたり、カソリックの中の立場も異端審問官として教皇直属で各地に派遣されたりと、ナカナカ面白いです。ただ、基本的なカソリックの知識が不足しているんで、こう上手く説明し切れないのですが、中世ヨーロッパの歴史では、かなり重要な役割を果たしています。
Clericは教会にいる人、Monkというと世俗を離れた修道士というイメージですね。公務員的にいうと、役所づとめと研究所づとめみたいなもの、かも知れません。ああいう所にいる人ってサバイバル技術幾らか身につけてる事多いですよね(偏見