これ自体はそれほど政府の対応に問題がある訳ではない。

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  • そもそも中外製薬創薬はしていない。
  • 親会社がアテア社との提携を解消したので、当然ながら日本の治験は中止になる(契約がない、権利がない)。


前提となる試験の治験結果が悪かった為に、第三相試験は終了になるのだが、募集はかけているが、結果が悪い事はおそらく伝わっており、どう終了するかは模索されていたかと思う。
ついでながら、一部返金については、まあ治験で使った分は返さないけどーというだけだと思う。


それなりに準備もあったしお金もかかったとは思うが、流石に失敗した治験で使ってない分の返金は、まあそらそうだろうなという所で。
だってかなりの利益は見込んでいたはずで、中外製薬は開発に対しては大きな費用は払ってない。親会社の大型契約には影響があるが。。。。。。


なお、日本の研究をというなら、そこで支払われるべきはアテア社であって、粘りたいならアカデミアの試験実施主体にも投資すべき、であって、民間企業それも製薬会社にお金を出してもあんまり良い事はない。今回創薬はしていない中外製薬だが、研究開発費に毎年850億円くらいぶっこんでいて、アカデミアへの寄付や奨学金、また協力費みたいなのはまあ100億くらいは届けているものなので、この補助金ははした金であり、なければ実施出来ないとかそういうのではない。
根本的に桁が足りない(多分ふた桁くらいは違うなあ)。


日本のアカデミアでは、現状まず薬は作れない。アメリカや欧州の状態を豊かな土壌がある土地としたら、日本はほぼ岩山な状況であり、ちょっと水を降らせたところでほとんどは土地を潤わせず流れ出すしカビが繁殖するだけである。