小人プロレスについての記事にいくつか。

小人プロレスについて 1 - NOW HERE

呼び方のカテゴリわけみたいなのは、アメリカかメキシコかの違い。

ミゼットプロレス、日本はむしろハッキリ分かれてやってる方で、海外ではmixedも含めてやられてる。
Wikipediaの英語版の方がちゃんとしててオススメ。


エストレージャは、スペイン語かで、星の意味で、まあ、どうも日本語のスターと似たような感じらしい。
美空こひばりみたいな感じかな?モノマネ芸人ではないけど、小柄な人も入ってきやすい。メキシコ人、背はそんなに大きくないっぽいし。


メキシコのプロレス、屋台とかも含めて、原点のカーニバルレスリングみたいなところがある。大衆演劇だよねえ。

見世物の中の「奇人変人」が、1970年代に障害者になっていく過程。

もう一つ言えば、傷痍軍人の問題が戦後直後にあり、労働運動や学生運動の後。


学生運動の評価、まだ歴史的評価上手くされてないとは思ってるけど、公害なんかもあり、ようやくこの辺りから、日本型民主主義が始まる気がする。集団就職がこの頃終わる。


で、この頃。京都の新京極でも見世物小屋とかが終わってく時代でもあった。これの後継者がお化け屋敷ではあるのだが、この辺りをテキヤ、まあヤクザとか、人身売買も含め仕切っており、風俗もそうである。あの、ストリップ劇場として残ってるよーなヤツである。


まあ、性風俗の話は横に置いておいて、女子プロレスもミゼットプロレスも、その日本での始まりは、ヤクザとか愚連隊の黒い組織みたいなのが仕切ってた時代です。
で、TVに上手いこと乗せるのは、多分どの段階かはともかくとして多分破綻はしてたと思いますが。
そういうトコロ、治外法権みたいなのは、昭和の半ばから消えていくんですよ。
私が学生の頃に、一度入ってみたかったDX伏見はなくなり、まだDX東寺はあるみたいですが、八千代館もなくなりました。


TV時代にマッチしてなかったんでしょうね。

ミゼットレスラーという呼称の問題を少し。

私が記憶するに、ホーンスワグルがWWEで出てた時に、小人症の人の権利団体による呼称の問題があったかと。

Midget (from midge, a sand fly[2]) is a term for a person of unusually short stature that is considered by some to be pejorative.

Midget - Wikipedia

日本では英語の語源とか歴史とかは関係ないので、無関心に使われがちなMidgetですが、問題はあります。
なお、アメリカでは人権団体のせいで潰されるというような言い方はおそらくされませんが。
Little People of America - Wikipedia

ミゼットプロレスを終わらせたのは何か。

直接的な原因は全女の財政問題で、まあ、無茶苦茶な経営とバブル崩壊とで、ズルズル酷い状況引きずりつつなんでしょうなあ。
なお、ミゼットプロレス自体はTV放映なくても続いてたようですが。


TVコンテンツについての介入を、日本の人権団体が行ったというのは多分直接的にはないです。外側で騒いだら自粛、BPO経由というのが実際で、無論TVへの直接のクレームの電話もありますが、時代を読んでの変化というのが中心じゃないですかね。

そもそも元の話が盛られてるような気もしますが。

つーか、8時だヨ全員集合!って番組は、各地で週3日使って作り込む形式で、番組に対するクレームも日常茶飯事な気もしますが。そのあたり、ミゼットレスラーだけ番組側が過敏に反応したように思えないんですよね。
話としても半分に聞いておくようなレベルの話が、歴史として検証に耐えうる形で整理されるべきものでは正直ないように思います。


振り返って真面目に考えれば、もっともらしい説明するけど、ホントの所は滅茶苦茶テキトーで、そうしてるうちに何か駄目になっちゃった、
ってのが、一番歴史として正しい説明ではないかなと思うんですが、特にプロレス見渡してマジでそんな説明で全て説明してる事になるのが昭和のプロレスではないかと。今だとそんな余った金は六本木界隈に落ちてんですかねえ。知らんけど。