多分、本にも書いてあるが、金融商品を買う(仮想通貨は金融商品かどうかは置いといて)場合の、取引スパンとかの話。

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多分何度目かなんかもですが。


どういう買い方してても、損する時には損をする、それも今まで連続性があると思ってた価格が急に離散値になるというか、まあ、いきなり誰も買わなくなるという現象がある、という事は念頭に置いてですが。

流動性の枯渇について

いきなり誰も買わなくなる現象というのは
流動性の枯渇、というんですが、価格がナイアガラのように「見える」現象です。
価格が上がっている時には、これが結構暴騰していても「繋がってる」んですよね、取引が盛んかというのは分かりませんが、高い値段の買い注文に「よっしゃ高く売ったろ」で売り手が売りやすいので。
逆に「買いたくねー」とみんなが思ってる時には、幾らで売り出そうが売れません。損切りは上手くいかないです。そして、現物取引なら最低限現物が残りますが、FXでやってると、必ずレバレッジの分の代金を支払う必要があります。ロスカットが入ると、大体急激な値動きの時なので大体は証拠金全吹っ飛びで済まず、借金になりますね。

取引形態、取引スパンを考えてやるべき

それよりも、デイトレードやってる感じなのに、長期ホールドとかをそもそもやってはいけないとか、そういう場合にはどういう儲け方になるかとかを、ちゃんと考えないと駄目です。
デイトレードと、長期トレードは見ている視点も違いますし、儲け方も違います。そもそも分析方法も違いますし。

デイトレード
一日くらいの単位で取引し、一日のウチにポジションを解消する
長期トレード
月単位、年単位で考える。

FXでレバレッジを効かせてるとかならデイトレだと思うのですが、簡単に言えば数時間で儲けるような方法です。知っている人で昼休みだけやってるとかの人いましたけど、特定時間の値動きなんかを観察した上で、一日周期を見ての売り買いであり、値段が上がろうが下がろうが得をするような動き方をする訳です(値段が変わらないものは駄目ですが)。
本来、こういうナイアガラにはほとんど巻き込まれないように動くやり方なんですが、まあしかしナイアガラには巻き込まれる事はありますね。実のところ大儲けするようなやり方とはちょっと違うのですが、その為レバレッジとかの話が出てくるんです。
ナイアガラに巻き込まれるのは長期トレードですが、それも含めての長期トレンドとかを見ているものです。


極端に言えば、格ゲーマーささきさんの場合、「彼女の家に行く前に、ポジションを全部解消していれば問題がなかった」んですよね。
取引形態もかなりデイトレーダーに近かったようなので。


しかし、それだとFXでレバレッジかけてようがそんなに儲からなくない?というのはあるでしょう。でも本来FXはそういう、一日の小さな値動きを高いレバレッジかけてやるギャンプルです。仮想通貨みたいな値動きするものにあんまり向いてない手法で、本来は為替とかそういう「いやそんなに変わらんでしょ」というものに対してやるのがFXなので。本当に乱高下するものには危なすぎて近寄れないもんなんです。
いわゆる億り人も、大半ですが、そういう「本来リスクが高すぎてやってはいけないようなやり方で稼いだ人」なんで、幸運だったねという人だと思って下さい。大抵は不幸な人です。


私は、流石に仮想通貨は現物でのやつですし、入れた資金はもう引っこ抜いて、後は30万円分くらい長期ホールド状態です。仮想通貨もイーサリアムにしましたが。BTCよりちょっと不安定かもなー、でもイーサリアムで盛り上がる可能性が高いし、仮想通貨の中ではかなり存在してるだろうものです。草コイン(アルトコイン)は、まさにデイトレ用、とてもではないが長期ホールドはないなと思ってます。

賢い人達でも流動性の枯渇にはやられる。

有名な例として、LTCMがあります。
ロングターム・キャピタル・マネジメント - Wikipedia


まあ、賢い人達なので日々の暴落とかには別段問題はない形だったのですが、これが同時並行的に起こるという想定が漏れていた、連鎖みたいなリスクが漏れてたという事らしいんです。
で、これ、世界を終わらせる勢いだったので、特殊な救済措置になりました。我々が破綻する分には救済措置なんかないので(破産はあるけど)、注意は必要です。