仮想通貨IRON・TITANの暴落が興味深い

仮想通貨も色々あるなあと。

何が起こったのか。の簡単な話。

シンプルにいうと、仮想通貨IRON/TITANの取り付け騒ぎと、それに伴う歴史的な暴落。

IRON・TITANの流れ

  • TITANとUSDCを一定量支払うことによってIRONとオマケのTITANを得る。
    • 定量というか割合は、時価変動するが、トータルで1ドル=IRONになるようにする。
    • IRONの価格についてはアルゴリズムで売り買いすることで維持。TITANはそうではない。
  • IRONを預けていると(保持していると)、TITANもらえる。
  • 払い戻しも時価
  • 発行元は、得たUSDCは25%保持し、75%は投資に回す。

色々なところで出てくる用語について少し。

mint
仮想通貨の発行。
redoom
仮想通貨の払い戻し。

何が起こったのかということについて少し。

  1. 仮想通貨IRON、TITANを一部の大規模投資家がUSDCに変える流れが発生
  2. その過程で、TITANがアルゴリズムで大量発生
  3. TITANの時価が下がる→払い戻しでTITANが更に大量に必要になる
  4. 結果、TITANが大幅な値崩れ
  5. TITANがゴミ化

すごいなと思うのが、「IRON・TITANの価値を高める動き」が逆転すると「一気にIRON・TITANがゴミ化する」という事が起こった事である。
まだ発行元は逃亡はしていないのだが、IRONの管理通貨的な動きに対してTITANがものすごく割を食う仕組みであり、電子のゴミ化したTITANを回収する術がない。ジンバブエドル状態である。
普段であれば、TITANとIRONの相互参照によってマイルドに動くところが、現在ぶっ壊れた為に、最後には1IRONが0.6。。。ドル程度で取引されている状況で止まっている。つまり、発行元はこれを1ドル付近にするのにさらにカネをつぎ込みTITANを大量生産しないといけない。今後は多分対策が可能なまでにIRONの流通量を減らしたり、TITANを回収する必要がある。
www.coindesk.com
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余談:高知のトマト農家は何をやったのか。

買いを煽るようなブログ記事等を書いてたようです。


この世の中で、仮想通貨、DeFiに投資するのは、実際には投資家としての能力ではなくて、博打打ち(ギャンブラー)の感覚が必要です。
確実に1USドルと交換出来る仮想通貨というのは、単に金融取引の枠を外れて怪しいものにお金を投げる為の準備です。


時代を読む必要はないです。毎日数%も成長する仮想通貨は、発行主体の力を読み切って早めに投資早めに回収という、パチンコ屋の新装開店にならぶような事をしないといけないです。


安定したBitCoin等の場合には、そこまで必要はないですが、ただ日々見ていても価値がゴロゴロ変わるのでストレスで死なない程度にしておきましょう。