「八代亜紀の絵を描いたのは「誰」か? - ohnosakiko’s blog」で「知らんが、確証ないまま誹謗中傷になる可能性のあるエントリを実名でやる度胸だけはスゴイなーと。」と書いたら、IDコールを何回かされたので。
念の為。八代亜紀の絵には興味がないです。その絵が美術的にどうだというのも関心がないです。
ここから書くのも「美術」の世界の話ではなく、他人から聞いた話としても「自分の文責の範囲でそういう噂を書く」という事です。
名誉毀損で訴えられる可能性は無論出て来るし、それを「名誉毀損ではないと証明しなければいけないのは、書いた人になります」。
まあ、よく週刊誌が訴えられてますけど。
「週刊誌の話を正とするならば」で回避出来るものでもない。
どちらかというと、書き手の影響力を鑑みてで何とかなるかも知れないが、「ネットの噂に釣られたデヴィ夫人」のように訴えた所で訴訟を免れる訳ではない。
週刊誌の話にうわっかぶせして、
おそらく”「画家・八代亜紀」プロジェクト”ががっちり出来ているのだろう。そのシステムの中で、人の描いたものを一生懸命描き写したかのような個性のない、古臭いヨーロッパ趣味の静物画を量産し、「上手い」「さすがフランスの展覧会に出してるだけある」「歌手にして画家。すばらしい」と、何も知らない人に賞賛され買われることに、八代亜紀の情熱は傾けられているのだろう。
八代亜紀の絵を描いたのは「誰」か? - ohnosakiko’s blog
とか書いてるのは、「八代亜紀」の「社会的価値を損ねる」のではないでしょうか?という所です。
その判断は、大野さんが判断することでは別にないです。一般的に「八代亜紀が描いた絵とされるものが、「画家・八代亜紀」プロジェクトで作られているとか、個性のない絵だとか」書かれていることによる、社会的価値の毀損があれば、名誉毀損が成立します。
ただし、名誉毀損罪は親告罪だし、実際に訴えられなければ有罪無罪を決定することは出来ません。
ついでながら、「真正性の証明」は、訴えられればの話だけど、大野佐紀子さん側に立証責任が出て来ます。
無論、「週刊誌に載っていた範囲」ならば構わないのだけど、「友人から聞いた話」については、繰り返すけど、訴えられればの話だけど、大野佐紀子左紀子さんに立証責任が出て来ます。
名誉毀損行為が公共の利害に関する事実に係るもので、専ら公益を図る目的であった場合に、真実性の証明による免責を認めている。
名誉毀損罪 - Wikipedia
重ね重ね言いますが、八代亜紀の絵には興味がありませんし八代亜紀にも興味はないです。
そもそも、いわゆる「アートの現場」みたいなのにも興味はありません。
以下、ブコメへの返し
盗作疑惑がある以上のことは言っていないので「中傷」ではないし、作品内容についてどう評価するかは鑑賞者の自由であり、貴方が「知らん」以上それを「誹謗」と言える根拠はありませんね。
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/houyhnhm/20130520%23bookmark-146221530
「盗作かと疑惑を持つ」ことと、「盗作疑惑を公表する」のは別です。
「評価するのは自由」だけど、「評価を公表する自由」とは重なりません。
「例えそれが事実だったとしても、社会的信用等を毀損する行為」は「誹謗」に該当します。
「中傷」だと「根拠のない話で〜」という事になりますが、そこは「根拠があると大野さんが主張するならば、それは大野さんに立証していただかないといけないが、鑑定書でも出て来るのならともかく、現段階では何もそれは提示されていないので、根拠が"ない"と私は判断しました」。
「作品の評である」かどうか、は、敢えて「公共性の有無」とかに解釈して考えてみますけど、このエントリに「八代亜紀の社会的信用を毀損してもなお訴える必要がある」という気概はあまり感じられなかったので、「すげーなー」と思いました。
「私も知人周辺も怪しいと感じていたので疑惑報道は然程不思議でなかった」との内容が、何故「疑惑以上のこと(疑惑は事実)を言ってる」事になり、事実でない事で人を誹る「中傷」になり得るのか教えて下さい。(続く
続き)A、B氏が共謀して話をでっち上げてるとは考え難いが元絵が回収されてる以上証明は難しく、一方八代側もシロだと証明するのは限りなく不可能。つまりいつまでも疑惑が残る可能性大と思われます。
「疑惑」そのものは「事実ではありません」。「疑惑について雑誌にこう書かれている」というのは事実になりますが、「怪しい」とか「不思議ではなかった」とかは主観ですよね。鑑賞者の。
繰り返しますが、八代亜紀に訴えられればですが、「私も知人周辺も怪しいと「感じていた」」と記述した、その「怪しい」と感じていた「根拠」の提示が必要になるだけです。
繰り返しますが。
八代亜紀に興味はありませんし、絵画にも興味はありません。それの価値についても興味はないです。
ただ、
まず、了解なしに自分の絵を使われたけれども、その元絵を証拠として出せない以上、盗作との証明ができないので、ここで名前を出して告発をすると、逆に八代亜紀側に名誉毀損で訴えられる可能性があること(八代亜紀側はどこまでもシラを切ってグレーにもっていくことができる)。
http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20130518/p1#c1368959483
とAさんの匿名の理由について書かれているのに、自分のエントリはそこを回避出来ていると言えると思ってはいないですよね。何せ、大野さんは「取材を受けた人」なんですから。取材記事の根拠になる発言を記者に与えた人ですよね。
ブコメとあんまり整合取れてないと思うのですが。
大抵、名誉毀損で訴えられるのは出版社なのですが、Webで公開している人も今後問題にはなって来ると思います。