ここら辺、マーベルの映画がヒットした際に合わせて説明がちょろっとされたし、マン・オブ・スティールという映画が出た時にも説明がどこかには上がったという話を少し。
マルチバース=「ユニ」バースを意識した、平行世界も含めた考え方、なんだけど、要はシリーズで設定が変わったりする。
よくSFチックに「違う世界線」とか言うけど、コミックの会社は「キャラクター」を持っていて、それらを「シリーズ毎に作家や作画の人をアサインして」モノを作る。
「スーパーマン」というのはもはや「そういうキャラクタータイプの何か」という事である。なんていうかなー、ローダンシリーズとかそういうのに近い。
日本だと「シリーズ」という形で処理するものなのだが、アメコミの場合そういうのではなく、キャラクターの名前でやられるという感じか。
同人的なパラレルワールドも、公式に組み込まれていて流通していると思ったらいい。
ある程度の基本路線は変更されない部分もあるのだが、ロイス・レインというスーパーマンのガールフレンドな人は、彼女が主役のも書かれたし、スーパーマンと結婚するパターンだけではなくレックス・ルーサーというスーパーマンの敵役と結婚しているパターンもある。ストーリーで語られた部分は踏襲されない。
なお、一応まとめようとはしているし、何度もリブートしているのだが、する度に複雑怪奇さを増していき、濃ゆいSF設定みたいなのを追加せざるを得なくなっている。
今回の濃ゆい設定については、スーパーマンの名前の下で作れるものの奇策ではあるとは思うが。
そもそも、スーパーマン、設定自体が強すぎてそのままだと何でも解決出来る力があるので、弱点のクリプトナイトももうこすられすぎるくらいこすられていてどうしようもない。ぶっちゃけ、どこかに「外し」要素を追加しないとというところで、同性愛者だった!とかってのも、大してバラエティ豊かにならないという気がする。
そもそも息子使ってリブートしているのもその辺りだし。
スーパーマン、ヒーローとしては強すぎんねん。