説明しようとして、間違った形で考えるの良くない。


この辺りの派生なんですが。

減点して嫌な思いさせる意味はないよね。

式の記述として、単位を含む式をありとするかなしとするかは、問題のルールにはよると思うんですが、算数だと結構単位を添えて書かせますよね。
大学の化学系では、単位を次元(ディメンジョン)と呼び、角カッコで書くのが慣習かな。ただ、もう少し丁寧に書いてほしいなとは思いました。

あと、一応なんですが、「単位変換の部分を必ず式に入れなさい」と書いてないなら、単位付きの式で即8が出て来てもいいかなと思います。
途中式を全部記載しなさいとか問題文にないので、端折っていいはず。

算数としては、単位をつけて正解、にするかは微妙だが、このレベルのところを誤答としてしまう必要はあんまないかなと。

単純に単位をつけた計算の時に、「中で勝手に10倍にするとかは無しよ」とは思う方ですが、
その場合でも、算数の式の中で処理が涌くのは止められません。

4[cm]/5[mm/本]→4[cm]×10[mm/cm]/5[mm/本]=8

を正解にするとして、この「→」は式ではないです。変換係数の湧かせ方は決まりないんですよね。
一見仰々しい書き方にした方が正解っぽく見えると思うでしょうが、特に正解はありません。


昔から、「cmからmmなんかの単位換算って式で書き表せないよね」というところで、わりと「=」で代用してしまう事はあります。
4[cm]=40[mm]
このルールに従うのであれば4[cm]/5[mm/本]=40[mm]/5[mm/本]=8[本]
ただ、算数のルールとして、途中式を省いても正しい式ではあるのです。

一つの決まった書き方があるならまだしも、途中が結構曖昧なのに、「誤答」にする意味ないですよね。

個人的にはスゴく思います。


こういう端折り方をする子が、単位換算の事を分かってない訳がないので、誤答にする意味もないんですよね。
むしろ端折れない子、解き方に詰まる子に対してその指導力を発揮して下さいというところです。
軽く過ぎるべき問題を難問化しても、変な哲学に塗れるだけで、算数が上手くなったりはしません。

余談:cmは単位がmでcは接頭辞というような説明を見て。

接頭辞であり、cmも一つの単位として考えていいと思いますよ。昔はcmが基本単位やった時代もありますし、今でも重量のSI基本単位はkgです。
で、接頭辞というのは日本語にはあまりない概念なのですが、それ自体は単独では使えない、単語を修飾する切れ端の言葉のようなもんでして、英語でも「centimetre」(イギリスの綴りですね)とくっつけて一単語として記載されます。
なので、ちゃんとcmも単位です。「センチ」と「メートル」を分割しないようにした方がいいです。