「「スルガ銀-IBM裁判、日本IBMに74億円超の賠償命令」 - カレーなる辛口Javaな転職日記」を見て。
裁判では結局証拠だのなんだのと言う話になるし、金融系のシステムをやっているわけでもないので外側の話として。
要件定義段階で死んでくれるのは、まだ軽症なのではないかと思いつつ。
を見る限り、「要件定義」という所で、既に顧客とSIerの意識の乖離がある。
個人的には、SIerの感覚に頷くところだけど、「処理フローがもれており不完全」ということが、「顧客としては情報を提供したのだ」という話ならまだ良いが、「出してもいない情報から要件を作れ」というのは無茶だよなあ。
「だから専門家を雇っているのだ!」みたいに思われるかも知れないけど、「要件定義のドキュメント化」はSIerがする場合もあるけど「要件の定義」自体は顧客のもの、というイメージがあるのだけど。
業界によっては違うのかねえ?そんなことないよね。
まあ、損害賠償金額は、なかなかスルガ銀行も吹っかけたと思う。最近は、SIerも、「貰った金額以上は賠償しない」という契約を結んではいるけども、裁判沙汰になるとそんな契約の条項チャラになることもあるからねえ。