知的財産権の理解が進まないとなかなか・・・・・・

ゴーストライターがゴーストにならなければならないのは、「作者は最初から最後まで作品の工程に関わらなければならない」という幻想があるからだと思う。

あらゆる作品がディレクター制を取ればゴーストライター問題は解決する

多分、この仮定は、間違ってます。


ゴーストライターが発生するのは、出版社の都合で出版物をそろえるという習慣から来てます。


まあ、なんというか、昔から、「有名人が書いたことにすればより本は売れる」という所がありまして。
そういう話なので、基本「ゴーストライターを告白」ってしないんですが、変な話、昔はやんちゃやってたけど・・・・・・に類する話なんですよね。
ネットはどうも頭が悪くなるようなので、そんな告白を平気でしちゃうんですが、
また、
でも中身読んで面白かったでしょ?
とかいう人もいるんですが、
真面目な話、ブックオフからゴーストライター本を買って出版社に送り付け返金してもらうなんてやってみてもいいかもしれませんね。損害賠償請求できると思います。


実体に合わせた表記としての、ディレクター制ってのは、正しいんで、それはいいです。
著作者名詐称罪が成立しちゃうので、現行法上、しっかり犯罪なのですが(親告罪でもないんですよこれ)、出版業界全体が共犯者なので一斉にやるのはとても難しいですね。ただそういう類のものです。
ちなみに、「ゴーストライター使ってるなんて常識」と言われましても、社会通念上は違法行為をしていると疑わないのが「当たり前」なので、法律を逆方向に改定しないと無理です。事実上不可能です。出版業界だけが著作権法に依存しているわけでもありませんので。


佐村河内守の、ゴーストライターの件とはちょっと違いますが、ただ、似ているところもあります。
どうも業界で隠されている暗黙の了解って所がです。有名作曲家の名前で実は弟子が作曲している、という事が「ありえなくもない」状況、という所もありますが。
個人的には、未だに、「佐村河内守と新垣の接点は一体何なのか」という所が気になってます。なんか手配師いそうですよね。新垣へのアクセスはともかく、何でアレを?と普通に不思議に思います。しかも、一回っきりではなくずっと付き合ってきたわけですから。


余談ですが、「会社組織に所属していてその業務命令でもの作った場合」は、特に取り決めしてなければ会社側に著作権が巻き取られます。職務著作といいます。
委託契約だと微妙なんですが、まあ、契約形態によるかな、とも。職務著作と考えれば、バイトが雑誌に書いた記事とかはあんま考えなくていいと思います。