最近、N95マスクの説明でふと思った事。

N95マスクはミクロンオーダーより小さい穴しかないと思っている人、結構いるのかもしれない。


違う。そもそもマスクは、篩として機能しているのではなく、吸着材として働いているだけで、穴は全然大きい。静電気力なんかで微粒子は吸着する。
www.3mcompany.jp
ここのN95マスク~以下でマスク画像がある通り。


ちなみに、厚みのある方がより捕集しやすい。再利用が難しいのは、こうやって付着して汚れるのを再度引き剥がすのが難しいからだ。水中で洗うと多少は静電気力が弱まり落ちはすると思うが、繊維の奥底に入り込んだ汚れを落とすのは無理だろう。


息はうまく抑え気味に出すとマスクを通るが、隙間があればそこから漏れる。その際の粒子の動きは流体力学的に、気流とともに漏れてる気体に混じって出る。無論マスク表面にもつくとは思われるが。