やまもといちろうの号外メルマガ(ほのめかし)で少し。

全てが数値化出来ている訳ではない。数値化に長けている人らばかりではない。

専門家が判断材料となる知識を示す役割だ~とか、政府が判断だ~とかって役割分担をあまりにも普段ガチガチにしてしまっているが為に、緊急事態に対応出来ない専門家が出来ているのだと思います。
この辺りは、マルチタレントなやまもといちろうが呼ばれる理由は分かります。それでいいのかというと知らんけどさ。


マルチタレントというと才能がありそうとか有能とかってイメージになるかもと思いますが、実務の組み立てをやる人というところであり、至る所のコンサル屋が下請けに流しているせいで実は出来なくなっているところでもありますよなと。


今、マスクやアルコール等の消耗品の医療機関への補充体制は、主に問屋等の尽力によって構築されてはいます。ただ、これ表側に出てない。表側に出てないという事は、状況次第でまた危うくなるし、公的資金が正しい形で注入されていない事を意味します。なので、結構貧弱な体制だと考えた方がいいかと思います。
PCR検査の拡充については、このパンデミックが収まった後にどうするかの道筋も付けないとナカナカ厳しいものがあります。人材も含め有効活用なり体制維持なりを検討してもらう必要があります。でもこれ、SRLとかBMLとかLSIメディエンスとか特定企業に対しての支援になってしまうのも避けた方が。民間検査施設は、そもそも効率よく検査機器を回転させる所でお金を稼ぐ所なので、どうしても偏るんですが。
PCR検査は医師も可能ではありますが、使う機会を持っていない人間が使うには簡単な装置ではない(PCRの原理自体は簡単なのですが、管理システムもコミコミなので)ので、簡単には増えません。なので、機器の高効率化(ある程度置き換え)が本筋だと思います。ただ、国内承認取れるまで時間はかかりますが。


そういうものを、一体全体いくら出してどれくらい増やすか、という具体的な案に落とし込む作業が必要なんですが、今まで維持活動ばかりしてきた人に、新規プロジェクトの立ち上げみたいなのさせるのは難しいんですよね。知恵というよりは、コツとか、変に金額を担保させない努力とか、相手の困る事を正しく理解してそれはしないようにしながら話を進める必要があります。
今までそれらを業者に見積させて任せっぱなしな所があった訳ですが、真に未経験な領域を予想し見積もるのって、リスクがゴリゴリ乗りすぎる嫌いがあるので、ぶっちゃけとか、こんだけ中抜きますよとか、ホントは見積の金くれよとか言いながらやりたいんですが、その辺りを上手くコントロールしてほしいものです。
今だと、政府に協力した企業がバカを見る状況になりそうなので、協力したくならないんですよね。

いい加減、「専門家のあり方」がちゃんとしないの勘弁。

政策提言、あるいは、感染症専門家の立場からの政策へのコメントまでは、専門家のタスクとしなければいけないと思いますよ。
「経済とのバランスは政府に丸投げ」ではなくて、一つの所で議論するべきで、罵声とか愚論である「医療専門家に経済を云々」はともかくとして、具体的に経済活動をどの程度押さえるか考えたりする人をちゃんと吸えるべきです。
地方の観光業が大打撃というのであれば、じゃあ地方の観光業ではどのような支援策をやるべきか、微妙な数の観光客を呼んでも大手に吸収されるだけですよね。
人が来なくても上がりがあるような仕事を考えるとか、各地に経済状況を把握させる人を派遣するとか、まあいくらでもやるべきお仕事はあるはずなので。

今後の予測

秋くらいには一旦落ち着くが、クラスターは発生し続けるだろう。

不要不急の業界が瀕死になる事でおそらく落ち着くという結果になるでしょう。紅葉シーズンは11月~12月、京都は夏は少なく秋という稼ぎ時に向けて、多分無理矢理抑え込もうとするとは思います。
ところが、世間一般は秋は仕事の季節な訳で、夏ほどの広がりはないにせよ、今度は仕事関連での感染が増えそうです。また、年寄も体調を崩しがちな季節なので、油断出来るものではないです。

経済は復調しないだろう。

業界によって明暗がかなり出るのではと思っています。
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/202007_jp.pdf
一時期よりは持ち直している、とは言え、不景気織り込み済みの中での回復で、失業率もあまり良い事ないです。
www.nikkei.com
大きな会社は内部留保を吐き出した、とかならいいですが、実際には借金的な経営であり、海の向こうではリストラが始まっています。日本でも店舗削減等が始まっておりますが、新型の産業というのは起こっていません。UberEatsなど伸ばしてそうな所はあるのですが、飲食業全体を見ると低下しているのであり、置き換えた後に余った労働力が別産業を盛んにするというような形にはなってません。
リモートワークの開始により、セキュリティにかけてた金をさらにかける形に・・・・・・もなっていません。AWSの上で化石が動いてたりするようなのが現状です。

IT投資は、Win10対応で止まるだろう。

開発がないのでDockerも未だに導入出来ていないとかあるんですよ。
Oracleは未だに駆逐されていません。安いDBとしてのMySQLPostgreSQLなんかはありますが、もうこの辺りもAmazonGoogleが出すサービスとの競争くらいになっていく感じです。ソフトウェア開発者がより不要になっている気はします。