安倍氏の訃報について少し。

ご冥福をお祈りします。

個人的には何も関係はないので、特に感傷はない。心が見えるような発言も知らないし、下手するとトランプ大統領より心理的距離は遠い。バイデン大統領に近い。

 

 

まあ、メディアで色々な解説があるが、昔から要人は狙われるし警護が必要なものであり、時には制服で威圧し時には私服で警護するようなお仕事が営まれてきている訳で。

 

 

なお、犯人が特定の宗教をやっている、というのはちょっと別次元というか、その分派、内輪もめはしてはいるけど基本的には保守シンパであるし、むしろ分派からもはみ出していた孤独な人のような気もする。まあ要は思想的な背景というよりは、何かに復讐をしたかった追い詰められた人であるような気がする。

というのも、自供している話が実際に起こって影響してるだろう時点からも遠いし、人としても安倍氏はかなり関係がない。むしろ、仕事を辞めたとかの状況の方が遥かに卑近である。 

 

 

要人警護では、要人が怪我をしたりするのがもう失敗である。いざとなれば要人に覆い被さり肉の壁やる仕事がSPであり、不用意に人を近付けないのが沿道警備する警察の仕事である。とは言え、街頭演説という状況では、人を寄せ付けない警備は無理だし、身体調査出来るほどの警備があった訳ではない。背後を閉じる事も難しかろう。

正直、総理辞めてからだいぶ経つし、幾ら元総理とは言え、おそらく襲われた当人にしても「え、今何でオレが」と思ったに違いない。

アイドル卒業して年経った女優が地方講演したら襲われた、みたいなもので、理不尽極まりない事件ではあると思う。

 

この報道も、識者のコメントも、どこか「騒がないといけない、元総理が銃殺されたというのは大事件でなくてはならない」というような思いから、妙に気張って騒いでいるように、何処か上滑りして騒いでいるように思う。

民主主義への敵対行為とか、総理に対しての恨みだとか、そんなものでは無いのは、状況を見れば分かるだろうに、安倍氏の死を使ってがんばって騒ごうとしている、茶番が至る所で行われている。

 

 

なんだかな。

 

 

安倍氏は暗君であったとは思うが、死を弄ぶのは違うだろう。

悼むほど個人的に関係はないが、何の思い入れもない奴が喪服着たりする事の、あまりにも形骸化した弔意がメディアに溢れていて気持ち悪い。メディアの人は仕事として割り切っているのかも知れないが、ここまで気持ちの籠もってないのないわ。