流石に、ちょっと京都人の設定としては雑すぎる。

京都なら、そんなに人のいない石清水八幡宮だって国宝なのに。
古いものが少ないし、唯一の国宝の円覚寺舎利殿は遠くにある。

京都から鎌倉に来てがっかりした


岩清水八幡宮を「京都」と呼称するのに違和感。京都市でもない。
京都の観光地は、京都の周辺に位置するものが多いが、東山は京都じゃねえとかは流石に過激すぎる主張だと思うが、伏見稲荷くらいから「京都って言っていいのか微妙」となり、石清水八幡宮は「京都とは言いづらい」ものになる。宇治市を京都って言いづらくない?同じように、八幡市も京都とは言わんでしょう。京都府だけど。
というのも、かつて巨椋池という池というか湖があり、伏見あたりが港で、昭和戦前の時に干拓されたというのがあるので。このあたりは、豊臣秀吉の時代から治水されていて複雑なんですが、そもそも宇治川木津川桂川の合流地点の南西側というのは変わりなく、京都の外になる。


何より、JR鎌倉駅から円覚寺舎利殿は、車で12分とかだが、JR京都駅から石清水八幡宮は車で30分程度かかる。


京都観光する人に注意していただきたいと常々思っているのだが、「一気に観光はできないし、観光の目玉は全部外周になる」「交通機関はバス中心」「東京ほどではないが、大阪よりは観光エリア大きい」とかである。
鎌倉の観光エリアは、京都にすると例えば銀閣寺や南禅寺の一角、くらいの距離感なのであり、バスとかしっかりあるものの、古い町並みを見ながら雰囲気を味わって、というのはあんまり京都向いてない。京都っぽい和風建築、みたいなのはむしろ平成以降の現代に作られたものの方が多いくらい。昭和初期くらいまでは近代都市だったんだよ。
なので、昭和建築とかを探すのには向いているかもしれない。

江戸時代後期の、申し訳ないけどセンスの悪い大仰な建物ばかり。
しかも、規模が小さい。
門ひとつとっても、知恩院東福寺みたいな雄大な建築がない。

京都から鎌倉に来てがっかりした

これは、寺にありがちな「火災→復興」というものを考えると、大抵は一度焼けて江戸や昭和で修復されているものであり、京都と鎌倉に違いはそんなにない。
そもそも街の規模でいうと鎌倉は都というには小さい。コンパクトさが小京都とか言われる街の利点である。

まあ、庭園文化の最盛期は室町以降だから、鎌倉にないのは仕方ないけども。
鎌倉の長谷寺は観光地化されすぎてて胡散臭いし。
皆さん、一度本家である奈良の長谷寺に連れて行ってあげたいなあと思った。

京都から鎌倉に来てがっかりした

うーん、歴史というか、「実際山にある寺で庭園頑張ってどうするものか」という所が大きいと思うんだが。比較する庭園も出てこないが。龍安寺ですか?
京都でも庭園を売りにする寺はそんなにたくさんはないというか、昔から観光地として紅葉や桜を植えまくっただけなんだよね。
あと、長谷寺は、奈良ではあるが桜井市という、奈良の真ん中ほど、橿原神宮の東に続く近鉄大阪線のところ、木津から出ている関西本線より更に南のところであり、奈良と言われるともやっとする。奈良県ではあるんだが。
ちなみに、長谷寺近鉄とかでは行けるけど、牡丹も含めて結構観光地として作られているというか、そこそこ有名な寺社は、基本的に観光地である。人を集めるの結構頑張ってるんだよ。
www.asahi.com


京都で観光で見に行くようなお寺はほぼ京都市民が檀家ではなかったり。なので、現在、クラウドファンディングとかで金を集めているところ。
readyfor.jp

古い町並みもない。
いくつか、近代の洋館や和風住宅はあるけども、それくらい京都にもごろごろある。

京都から鎌倉に来てがっかりした

ガチでの町並みって京都にあるかと言われると、観光用に誂えたのしかないんじゃないかな。祇園とか花見小路はその最たるもの。
www.granvia-kyoto.co.jp
辰巳大明神とかは結構時代劇の舞台になっていた記憶もある。結構京都で撮影されてたんだよね、時代劇。なので、京都に来ると、「江戸の風景」と思ってたものが京都にあったりするね。

それとも、探せばもっと奥深い何かが、あるのだろうか。

京都から鎌倉に来てがっかりした

奥深い何か、は、その見ている人の目次第ではなかろうか。


ちなみに、3年前にいった鳥取での写真。

これ、今でもありそうに思えるかもだが、多分これ全部色自分で塗ってるで。。。。。。強い日光で線が飛ばんのそれでや、とか、フィギュアもそういや彩色は自分だったりするのよねとか、レイアースのフィギュアってこんな格好良かったっけとか、こう、我ながら観察すると見えてくるものがある。ガンダムプラモも、何代目とかあるわけですわね。いやあ、Ex-Sは手元にあるだけに今見ると違いますね。
とかさ、見る人が見ると歴史の感じ方って違うものなのよね。