世間の「自己責任」と、自分の感覚での「自己責任」のズレ。

自己責任論を否定できないマスコミの欺瞞 (1/2)


こういうもの見ながら、であるが。


結構、人は自分で勝手に救われるものだし勝手に不幸になるものだと思っていてるが。
こういうところで言われる「自己責任」というのが、全く肌には合わないのでなんだろうとか考えてた。


ジャーナリストの安田純平氏が、長きに渡り現地武装組織に拘束されたのは「自己責任」である。その行動のツケは、長きに渡り拘束という形で結果が出ている。


で、これ以上「何の責任があるのか」というのが正直ピンと来ない。


「危ないところに行ったら、危ない事に会います」というのは、まあそりゃそうだよなとしか言いようがない。特に日本みたいな警察が強いところに比べたら治安は悪い。
「日本政府が救出にかけた労力を対価として支払え」というのであれば、それはいらないと考える。国家は身代金を要求するものではないからだし、国家は国家の理屈で人質を救出する。国家は営利企業でも誘拐組織でもないから、このお金を稼ぐ必要もなく必要経費として計上するだけである。
「国家に恩義を表明しろ」というのであれば、それはさんざんやられている事であるし、また、恩義というものを変に感じたり変に感じる事を矯正するものでもないと思う。