正当に評価される、という事は、上も下も正しく振る舞われているのが大前提で、どっちか欠けてもどうしようもないです。

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この記事自体は、

・保守運用の仕事分かりにくいよね
・けど、分かりにくいってだけで表層な理解しかされずに、経営サイドに切られちゃうことがあるよ
・そういう場合大抵大炎上してめっちゃダメージになるよ
・切るなら切る、評価しないなら評価しないで、そうすることによるリスク、ベネフィットってものはきちんと把握した上でやらないといけないよね

ということが言いたかった記事でして、どっちかというとマネジメント側の話として書いたんですが。

この記事に対しての反応として、例えばtwitterとかで

・保守・運用をする側が、もっとその仕事の重要さをアピールするべき
・作業員が自分の必要性や専門性を主張するべき

とおっしゃる方がいまして。実のところ、以前からそういう風に、「評価されてない・必要性を認識されていないのは仕事をしている側の責任」という文脈に触れるケースは結構多いんです。

それ、本当にそうなのかなあ?と。もうちょっといっちゃうと、それは個人の評価の問題と、企業や組織のリスク・ベネフィット評価の問題をごっちゃにしているんじゃないかなあ?と思ったんです。

保守・運用の仕事の大切さを説明するのは、保守・運用の仕事の内なのか?: 不倒城


いやまあ、「敗北の責任を誰かに帰する状況そのものが、もう成功はしない状況」という事です。
両方出来てないと無理だろ。
下がどれだけ素晴らしいプレゼン作ろうが、上が受け取れなかったら終わりですし、また、下がグズグズだったら上がいくら賢かろうがその領域を切る方が正しい判断であります。