アビガン話の余談。

かなり失敗するだろうと思っていますが、それというのも有効性が怪しい話が漏れ聞こえる(製薬の治験ではインサイダーのネタになったりするので絶対に漏らしませんが私は)というのは、現段階でのリスク比とかが多分絶望的なのだろうと思います。
中間解析の結果を逆転させるような最終結果は考えづらく、失敗した治験を上書きするよーな他の結果を作るのには手間暇論理的な考察が必要になってくるので、とても大変であるとは言えます。
何となれば、人の生死に関わるものであり、訴訟の根拠になるからで、その際に、現時点で期待させるような方向で否定した事は十分に責任が出て来る訳です。


私が先に出したのは、無論多分参照はされませんが、出てる情報では極めて妥当な推論で忖度とかないです。先の40人での結果が残りの40人加えた結果と大きく変わってくる、というのはまあないです。


簡単に言うと、症例データを倍にして突っ込んだら有効性見えてくるよ、だったら、有効性が見いだせないみたいな話が出て来ません。
症例数設計やってんだから、諦める時にはサッサと諦めて、薬剤にまだ可能性見出すなら方法論考えるとかにしないと、余計なところに時間かかりますよと思うんですがね。


あと、こんだけ言及出来ているのは、私はアビガンの治験に関わってないからです。
その辺り、医者先生はスゲー甘いんですよね・・・・・・